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リトアニア国際協力事業報告2016  

リトアニア共和国コアジサシ調査

国際事業の一環で、リトアニア共和国においてコアジサシの協同調査を行いました。

日時:2016年7月20日~7月30日(滞在期間7月20日~7月29日) 
調査参加者:藤井 幹 公益財団法人 日本鳥類保護連盟 調査研究室長 
      室伏 龍 公益財団法人 日本鳥類保護連盟 研究員 
      Petras Kurlavičius リトアニア教育大学教授
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2015年の調査地であるユルバルカスで調査を行いました。これまでジオロケーターを装着してきたコアジサシを最低でも4羽は目視できましたが、繁殖期終盤でジオロケーター装着個体はいずれも営巣中ではありませんでした。そのため、巣に設置するボウネットが使えず、カスミ網での捕獲を試みましたが、ジオロケーター装着個体を捕獲するには至りませんでした。

捕獲の夢はかないませんでしたが、支援者からの寄付金等で購入したGPSロガー3個とジオロケーター4個を新規に装着し、放鳥しました。これでリトアニアのネマン川での装着数は、ジオロケーター個体21羽、GPS個体3羽の計24羽となりました。今後は捕獲方法も再度検討し、来年度の捕獲に備えたいと思います。
ユルバルカスで確認したジオロケーター装着個体
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ユルバルカスの営巣地の一つ
ユルバルカスはコアジサシにとって重要な地域ですが、釣り人やレジャーを楽しむ人たちがコロニーに立ち入ることもあります。そのため、地域住民に理解を求めるために、看板の設置を行いました
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小林隆成様、宗教法人 真如苑様、株式会社 一如社様から、本活動に対してご寄付をいただきました。ありがとうございました
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