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愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」

「全国野鳥保護のつどい」とは

「全国野鳥保護のつどい」は、愛鳥週間の中心行事として、また、日本鳥類保護連盟が力を入れている事業のひとつとして、連盟総裁 常陸宮殿下、同妃殿下のご臨席のもと、環境省との共催、文部科学省・林野庁の後援をいただき、全国から多数の参加者を募って開催しています。野生生物保護功労者表彰などさまざまな行事を行ない、野鳥保護の大切さを広く全国に発信しています。

 1947(昭和22)年に「バードデーのつどい」として第1回目が開催されてから今年で77回目を数えます。

 5月10日から16日は「愛鳥週間」となっておりますので、野鳥をはじめとする自然環境保全・野生生物保護についての普及啓発に可能な範囲でご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

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第72回愛鳥週間 全国野鳥保護のつどい(2018年)

 令和5年度の第77回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」は、5月14日(日)東京都港区にある虎ノ門ヒルズフォーラムにて記念式典を行いました。

 今年は4年ぶりの対面開催ではありますが、新型コロナ感染症がいまだに収束していない状況を鑑み、「令和5年度 野生生物保護功労者表彰」の受賞された方々とその関係者のみをお招きしての開催となりました。多くの参加者をお招きすることはできなかったことは残念ですが、次年度以降は以前のように多くの方が集まって開催できる日が来ることを心待ちにしています。

​ 式典の最後に令和5年度 野生生物功労者表彰の総裁賞を受賞された久貝勝盛様に受賞者代表としてご挨拶をいただきました。そちらの模様を配信します。

​令和5年度野生生物保護功労者表彰 

​総裁賞受賞 久貝勝盛様 受賞者挨拶

功労者表彰

​令和5年度 野生生物保護功労者表彰について

​ 野生生物保護功労者表彰とは、野生生物保護思想の普及啓発、保護のための環境管理、生態調査、研究活動などに顕著な功績のあった方々を表彰するものです。

​令和5年度野生生物保護功労者表彰 

​​5月10日から16日は「愛鳥週間」

​愛鳥週間とは

【アメリカで始まった「Bird Day」】

 「愛鳥週間」はアメリカ合衆国(以下「米国」)で始まった「Bird Day」をモデルにしています。米国では、1872年(明治5年)から4月10日に植樹祭が行われてきましたが、木だけではなく「森林の保護者」である小鳥を守ろうと、1894年(明治27年)にペンシルバニア州オイルシティー市の教育長バブコック(Charles Almanzo Babcock)氏が、「Bird Day」を提唱したのがはじまりで、米国では毎年5月4日に行われています。

 

【日本における「バードデー」そして「愛鳥週間」へ】

 日本では、1947年(昭和22年)に鳥類保護の推進母体として日本鳥類保護連盟が結成された際に、国民の愛鳥保護思想を高めるために、米国の鳥類学者オースチン博士(Oliver L. Austin)の提唱により、4月10日を「バードデー」と定めました。その後、この時期の北国ではまだ積雪があり、夏鳥が渡来する前であるという理由から、1ヶ月遅くし、5月10日に変更され、1950年(昭和25年)からは5月10日から16日までの1週間を「愛鳥週間」と定めました。

 

【「愛鳥週間」が目指すもの】

 日本鳥類保護連盟がスローガンとして掲げている“Today Birds, Tomorrow Humans”、すなわち「今日野鳥に起こっていることは、明日は私たち人類にも起こりうる」という考えが念頭にあります。

 愛鳥週間では、野鳥とそれを取り巻く自然環境について、現状を正しく理解し、野鳥保護と自然環境及び生物多様性の保全の重要性を普及啓発するとともに、保護・保全に向けた行動を起こすことにより、野鳥を含む自然環境と私たち人類が共生できる社会の実現を目指しています。

 そのため、5月10日から16日の1週間には、国が「全国野鳥保護のつどい」を実施するとともに、日本各地で自治体や野鳥保護団体・自然保護団体などにより探鳥会、自然観察会をはじめとしたさまざまなイベントが行われています。

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愛鳥週間
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