ヒナを拾わないで!!キャンペーン
令和6年度「ヒナを拾わないで!!キャンペーン」企画について
このキャンペーンは、一般の方々が地面に落ちた野鳥のヒナに出会った場合の対応を認知していただくためのもので、環境省後援のもと、(公財)日本鳥類保護連盟、(公財)日本野鳥の会、NPO法人 野生動物救護獣医師協会が中心となりご協賛を呼びかけ、企業、団体、行政などからいただいた協賛金をキャンペーンポスターの制作費に充当し、これを各地方自治体、学校、会員の皆様などに広く配布して普及啓発活動を行っているものです。
これまで多くの方々のご支援ご協力により、巣立ちビナへの対応の仕方についての認識が一般の方々にも少しずつ浸透してきていると思われますが、ヒナが巣立つ時期になりますと、未だに「ヒナを拾ってしまったけど、どうしたらいいの?」というお問合せが多くの方々から寄せられている状況下にあります。
キャンペーンを通じて自然の仕組みや鳥の生態について広く周知してもらい、野鳥保護への関心を高め、自然保護思想の普及を図ることを目的としています。
<キャンペーン期間>
2024年4月1日~7月31日
令和6年度ポスター
サイズ:B4判カラー・FSC認証紙 植物インキ、水なし印刷
<配布先>
(公財)日本鳥類保護連盟 関連・(公財)日本野鳥の会 関連・NPO法人 野生動物救護獣医師協会 関連
各自治体の鳥獣保護担当部署、自然観察施設、博物館、動物園、協賛企業・団体、動物病院、学校、警察、各種イベント等
巣立ちビナへの対応
親鳥と比べて羽の色があまりはっきりとせず、尾が短く体も少し小さく見えても、一通り羽が生えそろい、しっかり立って歩けるようなら、きっと巣立った後のヒナに違いありません。うまく飛ぶことができなくても近くに親鳥がいてヒナに餌を与え続けて、十分に育ったらひとり立ちしていきます。拾って家に持ち帰らず、そっとしてあげましょう。
しかしケガをしていたら、お住まいの都道府県の鳥獣保護を担当している部署に連絡をして、指示を受けてください。
各自治体の連絡先はこちら(日本野鳥の会のページにリンクします)
★野鳥は法律で保護されています。国や都道府県などの許可を得ることなく捕まえると「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」に違反してしまいますので、ご注意ください。
ヒナに関するよくある問い合わせ
Q まだ飛べないヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A 親鳥が近くにいるはずです。人がヒナの近くにいると、親鳥は警戒して近づけないので、ヒナから離れましょう。
まだ目が開いていないヒナの場合は、巣から落下した可能性があります。
近くに巣があるかもしれないので、巣が見つかれば戻してあげましょう。
ヒナを動かす際は、手袋やタオルなどを使って直接手で触れないようにしましょう。
人のにおいがついて親鳥が近づかないということはないのでご安心ください。
Q 外敵に襲われないか心配です
A 親鳥が守ってくれるのでそのままにするのが一番です。
どうしても心配であれば、近くの茂みの中など外敵から見つかりずらい場所に移動させましょう。
Q 一時的な保護はできますか?
A 一時的であっても野鳥は捕獲することはできません。見つけた場所からあまり動かさず、親が来るのを望みましょう。
人の手で育てるよりも、親鳥に任せるのが一番生存率が高くなります。
親鳥からヒナを引き離してしまうことになるので、ご理解よろしくお願いいたします。
▲ヒヨドリの巣立ちビナ
親鳥とはぐれっちゃたのかなぁ・・・
▲親鳥がエサを持ってきました!
ヒナを保護してしまうと親鳥と離れ離れになっちゃいます
ご協賛ありがとうございました! 協賛企業のご紹介(敬称略、50音順)
今年、当連盟へご支援いただきました企業・団体等は下記の皆様です。ここに改めて心より感謝申し上げます。
(株)アイワ徽章、アルスコンサルタンツ(株)、(株)オオバ、(株)ペッズイシバシ、奄美いんまや動物病院、京都野鳥の会、
寿精版印刷(株)、森ビル(株)、(宗)真如苑、日本印刷(株)、富山県鳥獣保護センター、(有)ブレスワールド
【協賛に関する問い合わせ】
E-mail:okayasu☆jspb.org Tel:03-5378-5691 担当 岡安まで
(☆は@に変えて送信してください)