学校名:愛知県立明和高等学校

【活動タイトル】
名古屋城にタヌキが!明和高校周辺のタヌキ調査

​対象生物:
哺乳類、植物

【活動開始年】

2021年

【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】

1年生2人 2年生4人
(3)活動の分かる写真IMG_0449.JPG

【活動概要】
市街地に存在する自然環境とその生態系について調査を行っています。昨年の春から、名古屋城周辺のお堀や雑木林に生息する野生のタヌキの生態を定点カメラによる撮影とフンの内容物の解析によって調べています。また、近隣商店街への聞き込みや、動物園への調査も行い、タヌキに関する理解も深めました。
明和高校(本校)は愛知県名古屋市の市街地、かつ名古屋城に隣接する立地にあります。都会であることから、大型の野生動物が住みついているとは想像しにくい地域であるが、近年タヌキの出没が確認されるようになり、実態調査を進めました。
調査の結果、6月頃に子ダヌキが撮影されるようになり、ここで繁殖していることが確認できました。また、冬にはタヌキの他にキツネも撮影されました。キツネの目撃はこの地域では報告がなく、他地区に出没し始めたことがニュースとなっています。キツネの移動経路から、同様にタヌキの移動経路も明らかになるのではと考えています。
タヌキのフンの調査からは、フンの中に植物種子や昆虫片以外に、プラスチック片や手袋の破片など、人工物が検出されました。このことから、タヌキが雑木林以外の人間の生活する地域を移動していることが推測されました。
今後は、カメラの設置台数を増やし、タヌキの行動範囲を調べる事。他地区のタヌキのフンのDNA解析により、タヌキの血縁関係を調べて、生息域の広がりについても追跡したいと考えています。

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

・名古屋城周辺の自然環境と歴史を知ることができる。
・周辺地域の野生動物と市街地の野生動物の相互関係を知ることができる。
・郊外から移動し、市街地に住みつく野生動物の動向を知ることができる。
・郊外の里山と市街地のグリーンベルトとの繋がりを知ることができる。
・生徒自身が、生活環境に存在する自然環境や生態系を知り、考える機会となる。
・地域の人が、生活環境に存在する自然環境や生態系を知り、考える機会となる。
・生徒が地域と関り、探究活動を行うことができる。
・ヒトと野生生物とのより良い関係性を考えることができる。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

野生動物が入り込むとは思えないような都市部の中心に、里山にみられるような
タヌキやキツネが目撃されるという驚き。
一年間の観察により、おおまかなタヌキの行動をつかんだので、近隣地域や動物園など、
調査地を広げて聞き込みを行い、地域とのつながり作りを行っている。

【今後の課題、これからやってみたいことなど】

2年連続でタヌキの繁殖が確認されたが、地域全体でタヌキが増えているという情報はあまり聞かない。生まれたタヌキはどこに移動したのか、他地域のタヌキとの繋がりを調べるための遺伝子解析と個体識別を行い、血縁関係を調べてみたい。

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