学校名:愛知県立佐屋高等学校

活動タイトル
ガイアの恵み 豊かな水田生態系を未来へ残す

​対象生物:
ドジョウ

【活動開始年】

2019年

【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】

1年から3年 約20人
(3)活動の分かる写真IMG_0449.JPG

【活動内容】

本校作物専攻では、地元の小学生と有機稲作による米作りを行っている。作物専攻生の多くは科学部にも所属し、授業後、定期的に生物相の調査に取り組んでいる。近年、化学肥料を使用しない影響のためか、希少種になりつつあるドジョウの姿が数多く見られるようになった。私たちはドジョウの保護を目指すとともに、有機稲作の水田が生命のゆりかごになるように、農作業の合間に環境整備も目指すことにした。令和3年度の秋、有機水田のイネは慣行栽培よりも立派に育ち、ドジョウの生息数や平均体長も勝っていた。地道な取り組みに対し、水田に宿る生命が応えてくれたと信じている。
 私たちは今後も活動を通じて、未来に多様性がある水田生態系を残していきたいと考えている。

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

ドジョウを季節ごとに調査し、生息数や体長の実態が判明したこと、有機水田全体での生息数を予測できたことは、ドジョウの生活史の解明に繋がると大きく期待している。有機稲作は手間や労力が増えた。しかし、今は有機稲作をやってよかったと教員、生徒とも自信を持って語ることができる。
 取組は長年、一緒に有機稲作をやってきた小学生への教育効果も非常に高いと考えている。環境教育教材「田んぼのいきもの ミッケ」も作成した。水田環境の素晴らしさを、未来に繋げてきたい。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

ドジョウの生息数の推定実験は、生態学や統計学の知識が要求される実験であった。専門家の方から助言をいただきながら、有機水田10アール当たりの生息数を導き出した。本校有機水田には外来種スクミリンゴガイも毎年、大量発生している。駆除剤を使用することは、ドジョウたちにとって悪影響である。私たちはひたすら歩き、スクミリンゴガイを拾い続けた。

【今後の課題、これからやってみたいことなど】

外来種のカラドジョウの侵入が確認出来たため、カラドジョウの水田内の生態も調査していきたい。また、スクミリンゴガイの駆除についても検討をしていきたい。有機水田が生き物たちのゆりかごになることが私たちの理想である。製作した「田んぼのいきもの ミッケ」を利用した啓発活動も続けたい。

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