平成18・19・20年度の調査は(財)イオン環境財団の助成を受けて実施しています。

■ワカケホンセイインコとは
ワカケホンセインコ Psittacula krameri manillensis はホンセイインコPsittacula krameri の亜種で、本来インド南部やスリランカに生息している鳥です。原産地では、主に低地の半砂漠から二次的な明るいジャングルにかけて生息していますが、標高1,600mのような標高の高い場所にも分布しているようです。日本には飼い鳥として持ち込まれたものが逃げ出したりして、1960年代に入ってから関東地方などで野生化し始めたと考えられています。今まで関東のほかにも名古屋や大阪、新潟等でも記録があります。東京都では大田区の東京工業大学構内のイチョウ並木にねぐらがあり、夕方になると1,000羽を超えるワカケホンセイインコが毎日集結します。

これらのワカケホンセイインコが冬場どのような餌に依存しているのか、ねぐらは1つなのか、生態系の中で本種がどのような位置づけで生活し、大きな影響を及ぼしていないかなど、把握していかなければならないことがたくさんあります。また、原産国では農作物を荒らす害鳥として扱われているようですが、日本では害を及ぼしていないのでしょうか。ないとすれば、それはなぜでしょうか。それにより今後も害を及ぼす可能性がないかなども調べていかなくてはならないでしょう。
■野外で見られるインコの仲間
ワカケホンセイインコの他、オオホンセイインコ、ダルマインコ、アオボウシインコ、ムジボウシインコなどの観察例があります。
(クリックすると大きな画像になります。)

■目撃情報/調査員募集
当連盟では東京工業大学と共同で本種について調査を進めています。分布や餌についてなど、本種の情報を全国的に集めていますので、見かけた方はぜひ情報をお寄せ下さい。お寄せいただいた情報は、随時まとめてホームページ等に掲載していく予定です。
また、ワカケホンセイインコの分布状況を調べるため、調査員を募集します。緑地を歩き、ワカケホンセイインコを探す調査です。鳥の調査や外来種に興味のある方は、ぜひご協力ください。この調査についてくわしくは、下記担当までお問い合せ下さい。

【条件】
 東京近圏にお住いの方
 インコの見分けができる方
 年齢・性別は問いません

○情報連絡先:調査室 藤井:fujii@jspb.org
 tel:03-5378-5691/fax:03-5378-5693

  調査用紙のダウンロード
  東工大 幸島研究室 ワカケホンセイインコのページ
 H18調査結果概要
 H19調査結果概要
 情報一覧(2008.11.25更新)
 分布状況


■研究報告
 神奈川県周辺におけるワカケホンセイインコの繁殖環境について(BINOS vol.15)
 境川を通過するワカケホンセインコの個体数及び飛去時間の変動(BINOS vol.15)
  ■足輪(カラーリング)をつけました!
ワカケホンセイインコにカラーリングを装着しています。東京都、神奈川県、埼玉県などで生活しているワカケホンセイインコが、東工大をねぐらとしている確かな情報となりますので、足にカラーリングをつけたインコを見かけましたらご一報ください!!
カラーリングの装着は今後も継続していき、装着状況は随時更新していきます。
ご協力よろしくお願いいたします。

2009.4.20現在:36
 装着状況の詳細はこちら


■確認情報
2009.3〜4月
赤12の個体が、練馬区石神井町の個人宅で確認されました。

写真提供:山本卓也氏

2008.4.9
赤4の個体が、杉並区蚕糸の森公園で保護されました。

 


▲トップ ▲ページトップへ