愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」

「全国野鳥保護のつどい」とは

「全国野鳥保護のつどい」は、愛鳥週間の中心行事として、また、日本鳥類保護連盟が力を入れている事業のひとつとして、連盟総裁 常陸宮殿下、同妃殿下のご臨席のもと、環境省との共催、文部科学省・林野庁の後援をいただき、全国から多数の参加者を募って開催しています。野生生物保護功労者表彰などさまざまな行事を行ない、野鳥保護の大切さを広く全国に発信しています。

 1947(昭和22)年に「バード・デーのつどい」として第1回目が開催されてから今回で75回目を数えます。

5月10日から16日は「愛鳥週間」となっておりますので、野鳥をはじめとする自然環境保全・野生生物保護についての普及啓発に可能な範囲でご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

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第72回愛鳥週間 全国野鳥保護のつどい(2018年)

​令和4年度 野生生物保護功労者表彰について

 

​ 野生生物保護功労者表彰とは、野生生物保護思想の普及啓発、保護のための環境管理、生態調査、研究活動などに顕著な功績のあった方々を表彰するものです。

​令和4年度野生生物保護功労者表彰 

​​5月10日から16日は「愛鳥週間」BIRD WEEK

​愛鳥週間とは

【アメリカで始まった「バードデー」】

 1894年、アメリカ合衆国ペンシルベニア州オイルシティー市の教育長を務めていたバブコック氏が、そのころアメリカで行われていた「植樹祭」と結びつけて、森林の保護者である小鳥を守ろうと、「バードデー」を提唱したのが始まりです。

 バブコック氏の努力で、他の地域の学校にも広がり、学校教育課程でも取り上げられるようになりました。その後、自然保護団体(オーデュボン協会)の全面的な援助で、アメリカ全土に拡大していき、毎年4月10日が「バードデー」となりました。

 

【日本における「バードデー(愛鳥の日)」そして「愛鳥週間(バードウイーク)」へ】

 日本では、戦後GHQ(連合国軍総司令部)の天然資源局野外生物科長として来日したオースチン博士(応用動物学者)が、日本の野鳥の生息状況と保護の現状を調査しました。その結果、木々を薪炭にするために山野が荒廃していること、また、各地でカスミ網などにより、大量の野鳥が捕獲され食用にされていたことから、日本の野鳥が少ないことに危惧を感じ、保護施策の改善と狩猟の規制強化を日本政府に指示しました。そして、1946年、鳥類保護の実践と普及啓発を推進するため、文部省、農林省、日本鳥学会等で鳥類保護連絡協議会が設置され、1947年には国家規模の鳥類愛護運動の推進母体として同連絡協議会が日本鳥類保護連盟となりました。

 日本鳥類保護連盟の設立とあわせて、野鳥に関する知識を普及し野鳥保護を国民に呼びかける日として、アメリカにならい、毎年4月10日が「バードデー(愛鳥の日)」と定められ、1947年、第1回目の「バードデーのつどい」が日比谷公会堂で開催されました。

 その後、4月10日では北の地方はまだ積雪があるということで5月にずらすとともに、運動を拡充し、より多くの人に知ってもらうために、1950年からは、1日だけではなく、5月10日から同月16日までの1週間とし、名称も「愛鳥週間(バードウィーク)」と改めました。

 さらに1961年からは愛鳥週間の中心行事として「全国野鳥保護のつどい」が開催されるようになりました。

 

【「愛鳥週間」が目指すもの】

 日本鳥類保護連盟がスローガンとして掲げている“Today Birds, Tomorrow Humans”、すなわち「今日野鳥に起こっていることは、明日は私たち人類にも起こりうる」という考えが念頭にあります。

 愛鳥週間では、野鳥とそれを取り巻く自然環境について、現状を正しく理解し、野鳥保護と自然環境及び生物多様性の保全の重要性を普及啓発するとともに、保護・保全に向けた行動を起こすことにより、野鳥を含む自然環境と私たち人類が共生できる社会の実現を目指しています。

 そのため、5月10日から16日の1週間には、国が「全国野鳥保護のつどい」を実施するとともに、日本各地で自治体や野鳥保護団体・自然保護団体などにより探鳥会、自然観察会をはじめとしたさまざまなイベントが行われています。

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