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【学校名】

岐阜県立岐阜高等学校

【活動タイトル】

ジャコウアゲハと外来生物ホソオチョウの競合に関する調査と保全活動

【活動開始年】2022年  


【活動に関わっている学年および生徒の数】9人

【活動内容】

岐阜市長良川堤防に生息するジャコウアゲハ(在来種)とホソオチョウ(外来種)の食草をめぐる競合調査


・ジャコウアゲハとホソオチョウが、現在の岐阜市の環境で共生していいけるか評価することを目的に、以下の研究を現在も継続して行っている。

① 両種の成体の発生数を毎日調査 蝶が飛翔できる晴れた日に毎日行う。

② 両種を室内で混合飼育し、両種の密度が高くなることに対する影響を調査

(成体の大きさ・産卵数など)

③ 定期的に行政によって行われる堤防の草刈が与える影響を調査

④ 両種の通常サイズの成体1個体当たりの卵数を解剖により調査

⑤ 食草の競争により成体が小さくなったときの雌1個体当たりの卵数を調査

⑥ 蛹が落下しやすいホソオチョウの原因と、落下した場合の影響の調査


【活動PR動画】

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

・地域によっては、ウマノスズクサは希少種として保護されている。岐阜県ではウマノスズクサは注目されておらず、外来生物ホソオチョウと在来種ジャコウアゲハが競合関係にあることも広く知られていない。今後、研究発表する中で伝えていきたい。


・ホソオチョウの産卵数は1個体約300個で、ジャコウアゲハは1個体50個ほどであった。ジャコウアゲハは幼虫期に餌が少ないと成体が非常に小さくなるが、小さな成体を解剖すると卵数が0個から数個であった。このことは、食草の減少がジャコウアゲハにもたらす影響がいかに大きいかを示している。


・成体の発生を毎日調査し続けた結果、ジャコウアゲハはバラバラと長期間連続的に発生する食草の不足を示したのに対して、外来種ホソオチョウは非常に短期間に集中して通常の発生をしていた。この発生の特徴は、現在既に、ジャコウアゲハの食草は不足しているため、ホソオチョウの個体数管理が必要であることを示した。人為的にホソオチョウを駆除することになったときに非常に有効である。 他県ではホソオチョウの駆除が行われている。


【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

・晴れた日には、毎日、長良川堤防のウマノスズクサがある場所の成体調査を続けています。


・調査がより正確に行えるように、同じ条件の解剖でも個体差の影響をなくすために何回も実験を行い、T 検定により比較しています。


・岐阜市こどもエコクラブでは、小学生から一般の方に発表を行い、ウマノスズクサが全国的に減少しつつあることや、外来生物による影響を伝えています。また、ギフチョウについての報告も行っています。

​学校ホームページ:

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