目次>テグス被害

テグスってなあに?
テグスとは釣り糸のこと。昔は、ヤママユガの仲間の幼虫から作り、大変手間がかかる高価なものでした。現在は、ナイロンやフロロカーボンなどの化学繊維で大量に作られるようになり、安く手に入るようになりました。テグスはとても丈夫で、釣りをするときにはとても便利ですが、この丈夫さが鳥にとっては危険なのです。


テグスがからまると
鳥の足や翼にからまると、鳥自身では切ることもはずすこともできません。からまったテグスがだんだんしまり、血がかよわなくなった部分が腐ってとれてしまいます。また、長いテグスを引きずって飛んでいて、電線や樹木に引っかかってしまい、身動きが取れずに死んでしまうこともあります。

ウミネコ/2005.7.31/神奈川県横須賀市
写真:y_storkさん



どうしてこんなことがおこるの?
使い終わったテグスや、木の枝や岩などに引っかかって切れたテグスを捨てたり、放置するすることが原因です。
野鳥にとって、水辺は食べ物をさがしたり水を飲んだり、水浴びをしたり、とても大切な場所です。その水辺で私たちは釣りを楽しみますが、水辺に放置されたテグスが鳥たちを苦しめているのです。また、テグスといっしょに針やエサがついているものもあり、これらをまちがって飲みこんでしまう鳥もいます。



釣りをするときは
最近は、バクテリアや光(紫外線)などにより数ヶ月で分解される素材のテグスもあります。根がかりや枝がかりなどで回収できない場合、この性質を持つテグスは非常に役立つことと思います。 しかし、テグスがからまったまま、何ヶ月もの間生きていられる鳥はほとんどいません。
やはりいちばん大切なのは「捨てない」ことです。使い終わったテグスは家に持ち帰り、短く切る、針をはずすなどして処分してください。また、バーブレスフック(かえしのない針)を使えば、鳥がかかってしまっても外れる可能性が高くなります。少しでも鳥の被害がなくるようにご協力ください。


被害にあった鳥たち

ドバト
2008.5. /東京新宿区
足がしめつけられ、はれあがっている


|>>被害にあった鳥を見る

テグス拾い活動など
当連盟では、放置テグスによる野鳥の被害をなくすため、放置されたテグスの回収活動を実施しています。

愛鳥週間全国一斉テグスひろい
毎年、愛鳥週間にあわせて期間に実施しています。対象は全国の釣りの行われている水辺です。

現在、テグスひろいを実施中です(6月30日まで)。バードウォッチングや散歩の合間など、ほんの少しでもけっこうです。被害をなくすためにどうぞご協力ください!

2008年実施ご協力のお願い(5/10〜6/30)
2007年結果
2006年結果(pdf)




ポスター・リーフレットの配布
被害について知ってもらうためのポスター・リーフレットを配布しています。観察会や学校でのイベントなどにご活用下さい。

普及用ポスター
テグスを捨てないようにお願いするポスターです。 ご希望の方は、送料分の郵便切手(¥120/1枚)をお送りください。

このポスターは、「全労済」の助成を受けて作成しました。

普及用リーフレット
ご希望の方は、住所・氏名・部数を記載の上、E-MailまたはFAXでご請求下さい。 なお、送料はご負担下さい(リーフレット送付の際に金額をお知らせいたします)。 また、部数に限りがありますので、なくなり次第配布終了となります。

このリーフレットは「公益信託サントリー世界愛鳥基金」の助成を受けて作成しました。



被害情報募集!
被害の状況を把握するため、広く情報を集めいています。テグス被害にあった鳥を見かけたり、新聞記事などがありましたら情報をお寄せください。見つけた年月日、場所(都道府県・市町村・通称名)、鳥の種名、被害の状況とお名前、連絡先を明記してE-mailまたはFAXでお送りください。
用紙はこちら【word形式

なお、救護については都道府県の鳥獣保護担当にご連絡ください。

◎被害鳥情報送り先:担当:神崎
E-mail:kanzaki@jspb.org
FAX:03-5378-5693