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株式会社オカムラ富士事業所 ビオトープ富士

株式会社オカムラ(以下、オカムラ)富士事業所がバードピアに登録されました。
富士事業所は箱根西麓と富士山との間に位置し、事業所東側にあるビオトープの面積は約3000㎡、もともと竹が鬱蒼と茂った場所を自然再生エリアとして整備し、間伐などを行い、里地ゾーン、憩いの森ゾーン、昆虫の森ゾーン、ビオトープ、せせらぎ水路を配し、伐採した竹のウッドチップを敷き詰めています。

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オカムラでは自然との共生に向けたアクションを「ACORN(エイコーン)」と名付け、ビオトープはACORN活動の一環です。ビオトープのねらいは、地域固有の動植物が利用することと事業所の景観向上と憩いの場を創出することで、従業員がリフレッシュの場として利用したり、その家族も参加する自然観察会を実施したりします。

ビオトープ富士の自然度がどのように高まっていくのかを野鳥、植物、ヤゴ調査などでモニターします。
野鳥に関してはバードピアアドバイザーの樋口さんが2022年秋から定期的に鳥類の定点調査を行い、これまで周囲も含めて25種の野鳥が確認されています。
野鳥以外にもサトキマダラヒカゲやハグロトンボなど、自然豊かな場所に生息する昆虫が確認できます。

ビオトープ内のハイライトとして、小型カメラ付きの巣箱が設置されています。これにより巣箱を利用した鳥の繁殖の経過を追うことができます。
2024年にはシジュウカラがこの巣箱で繁殖し、見事繁殖の経過を追うことができました。

ビオトープ内の小川では鳥たちが水浴びや水を飲みに来る姿やウッドチップの地面でミミズを採食するジョウビタキを確認でき、自然再生したエリアの効果が確認できています。
冬季限定でエサ台にヒマワリの種やミカンを設置し、ここにも多くの野鳥が訪れています。

植物はスギやコナラなどの高木残されている傍ら、新たに野鳥によって運ばれたと思われるサンショウやヤブニッケイなどの在来植物が姿を現しています。このような在来植物は残し、セイタカアワダチソウやブタクサなどの外来種は取り除いています。草取りは障碍者施設の方などに協力してもらい、週3回実施し、月1回造園業者の方にビオトープが適切に維持されているかを確認してもらっています。

ビオトープ富士は、今後ホームページ等でネイチャーポジティブの発信をし、持続的にACORN活動を進めていきたいと思います。
ACORNの詳細はホームページをご覧ください。

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