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【活動動画】
【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】
保護活動へ参加したことで、湿地環境全体の生態系の保全に関わる課題を知ることが出来た。中でも 希少なベッコウトンボのヤゴが生息する沼の水やベッコウトンボが飛翔する空気中から DNA を環境 DNA として検出できれば、その地域におけるトンボの生息や種類等の確認に役立てられる。さらにベッコウ トンボ、ヨツボシトンボの DNA を特異的に増幅するプライマーの設計も行っている。ヨツボシトンボが ベッコウトンボの生息地を奪っているという懸念もある中で、空中環境 DNA を検出することでこの 2 種 の同定が出来れば希少トンボの保護に貢献できる。
【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】
本校自然科学部の先行研究ではフクロウやマツタケの空中環境 DNA の検出に成功している。これまで 使用してきた環境 DNA 回収のための空中微粒子採取装置を同定したい生物の活動する温度、湿度で稼働 するよう改良した。プライマー設計は NCBI のサイトを活用し、近縁種であるヨツボシトンボの塩基配列 と比較して行った。特異的なプライマーを設計するため Tm 値やアニーリング温度等の条件を意識して設 計し、希少トンボの環境 DNA の検出と、同定を目指した。
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