この度、アジア猛禽類ネットワークは、アジア各国のメンバー等による現地調査に基づく、アジアで初めての猛禽類ガイドブック「A FIELD GUIDE TO THE RAPTORS OF ASIA Vol.2ーSEDENTARY RAPTORS OF ORIENTAL AND EAST ASIA ー」(留鳥編)を発刊しました。
アジアでは121種の猛禽類が確認されていますが、そのうち渡りを行う猛禽類が55種、留鳥の猛禽類が94種です(地域によって留鳥である個体群と渡りをする個体群があるため重複する種がある)。今回発刊のガイドブックはこの留鳥94種すべてを掲載しています。
1999年にアジア猛禽類ネットワークが設立されるまでは、アジアには猛禽類の研究者がほとんどおらず、分布や生態はほとんどの種で不明でした。その後、アジア各国でシンポジウムの開催や人材育成を行った結果、各国に猛禽類の研究と保護を行うメンバーが育ちました。その成果の結晶ともいえる、現地調査や最新の情報に基づくアジアで初めてのガイドブックが完成したのです。
94種すべてについて、分布と生態の情報だけでなく、飛行と止まりの鮮明な写真を掲載しています。未だ情報のない国があり完璧ではありませんが、アジアの猛禽類の実態を知ることができる初めてのガイドブックです。
アジア猛禽類ガイドブック
¥3,055Price