公益財団法人 日本鳥類保護連盟 釧路支部

釧路支部の歴史

 釧路支部は、1992年2月に設立されました。アジア地域では初のラムサール条約締約国会議の釧路市開催を翌年に控え、希少な野生動植物の宝庫として世界に誇れる北海道東部釧路湿原を拠点に、広く一般へむけて釧路湿原の保護と利用の促進、北海道東部に生息する希少な野生動植物についての保護・普及啓発活動を主な目的としています。1993年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)が施行されて以降、国の保護増殖事業計画のもと、シマフクロウの保護活動に関わってきました。

施設の管理運営

 釧路支部では、釧路湿原国立公園内にある環境省所管2施設の管理運営を行っています。釧路湿原は1980年に日本で初めてのラムサール条約に登録され、1987年には全国で28番目の国立公園に指定されました。北海道東部に位置し、日本で一番広い面積を有する釧路湿原は、湿原(低層湿原・中間湿原・高層湿原)、湖沼、河川など多様な環境を有し様々な湿生植物がみられ、釧路湿原のシンボルともいわれるタンチョウや、日本では釧路湿原と国後島の湿原にのみ生息するキタサンショウウオ、日本最大の淡水魚であるイトウ、大型猛禽類のオジロワシやオオワシ、豊かな湧水に生息する二ホンザリガニなど、特色のある生き物が生息しています。

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釧路湿原
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タンチョウ
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シマフクロウ

温根内ビジターセンターと遊歩道

 釧路湿原国立公園の西に位置し、平成29年度にリニューアルオープンしたビジターセンターに併設して釧路湿原内を歩ける遊歩道があります。ここでは季節により様々な野鳥や花を観察することができ、ビジターセンター内では展示パネルで釧路湿原の環境や歴史を学ぶことができます。また、季節の自然情報等を発信していて、訪れる利用者の情報収集や休憩の場所となっており、そのほかにも様々な自然観察会や地域の学校等への環境学習などを実施し、賢明な利用の理念のもと、普及啓発活動に努めています。

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​温根内ビジターの外観
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釧路湿原内を通る遊歩道
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ノゴマ
温根内ビジターセンター https://www.kushiro-shitsugen-np.jp/kansatu/onnenaiv/

塘路湖エコミュージアムセンター

 塘路湖エコミュージアムセンターは、釧路湿原国立公園の東の塘路湖畔に位置し平成9年に建設されました。館内には水をテーマとした釧路湿原の様々なジオラマや展示があり、映像の鑑賞もできる施設で、釧路湿原の環境や歴史、文化等を学ぶことができます。併設された遊歩道では野鳥や植物を観察できるほか、縄文時代の復元住居もあり、釧路湿原の歴史と文化を体感できる場所となっています。また、様々な自然観察会を定期的に実施しています。

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塘路湖エコミュージアムセンター内の展示の様子
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湖畔歩道