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学校名:北海道美幌高等学校
この8年間の活動で地域住民対象の交流会を開催するなどして12,000匹以上のウチダザリガニ駆除を行い、増殖を抑え生息数の減少に一役買っている。ニホンザリガニ保護活動も2016年より行い、これまでに美幌町河川の6カ所にて200匹近く生存を確認し、ウチダザリガニを進入させない活動を関係機関と協力しながら行っている。
その他在来種の魚介類も着実に増加し、生きたニホンザリガニ・カワシンジュガイも2017年より発見でき、駆除の効果を実感しており、ここ数年間で在来種の生息範囲が拡大している。
在来種の生息環境改善に向けて今年の10月に美幌川で「魚道整備」を「魚道を守る会」と協力して行います。魚たちが下流から上流へ自由に遡上できるように落差工の両サイドに間伐材を利用した魚道を設置する予定である。
魚道設置後に美幌川流域全体に豊富な種類の魚類が見られるのを今から期待される。
外来生物にも水質悪化の影響が懸念されることから2018年より美幌町の河川や下流にある網走湖で水質調査・木炭による水質浄化活動を行い、マイクロプラスチック調査活動も2019年より美幌博物館と共同で行い、魚類へのプラスチックによる被害状況を調査し、その結果を踏まえ今年度より美幌町を始め、東京、愛知、京都、和歌山、沖縄での地元住民とのマイクロプラスチック調査やプラスチック未使用の野菜栽培を実施し、その野菜を大都市圏への販売することで多くの人たちに環境保全活動の大切さを普及する活動を行っている。
今年度だけでも活動の協力団体は20を超え、活動の参加者や活動発表関連の講演会においては傍聴者が合計で5,000名以上となり、活動の普及・推進は着実に広がっている。
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