第55回全国野生生物保護活動発表大会活動発表動画と一般投票

 第55回全国野生生物保護活動発表大会に応募いただいた学校による野生生物保護活動の動画は、9月28日より日本鳥類保護連盟ホームページでご覧いただけます。コロナ渦にも関わらず40校もの学校からご応募いただきました。誠にありがとうございます。

 

 今年度は一般の方からの投票を受け付けます。良いと思った活動内容の動画を選択いただき、応募校一覧もしくは各動画に下にある「投票する」から投票フォームへお進みください。投票は複数の学校に可能です。

 

 一般投票の期間は2021年9月28日(火)から10月14日(木)までとなります。動画の視聴は投票期間が終了してもご覧いただけます。全国の学校が取り組む野生生物の保護活動をご覧ください。※投票結果は審査に直接反映されるものではなく、参考として活用させていただきます。

応募校一覧 合計40校

【小学校】 計14校
群馬県  南牧村立南牧小学校   愛鳥活動を通して自然を学ぶ
埼玉県  東松山市立桜山小学校  希少野生生物保護増殖プロジェクト
千葉県  茂原市立新治小学校   ツバメ調査及びツバメ調査報告会
東京都  福生市立福生第五小学校 愛鳥観察会
新潟県  柏崎市立鯖石小学校   鯖石のたからものを見つけよう~鯖石川にやってくる野鳥~
新潟県  新発田市立藤塚小学校  愛鳥活動を通して、地元「藤塚浜」の自然を守ろう! 
                 ~藤塚小38年間を振り返って~

新潟県  胎内市立中条小学校   わたしたちの愛鳥活動 
​                 ~親しむ・知る・広める活動を通して~

​福井県  勝山市立村岡小学校   自分たちの手で自分たちの自然を守る!
                 『ミチノクフクジュソウの保全活動』10年にわたるキセキ!

愛知県  豊田市立滝脇小学校   私たちの愛鳥活動 知ろう!
​                 滝脇の自然 守ろう!私たちの森 広げよう!地域へ

愛知県  岡崎市立生平小学校   野鳥がすみ続けられる自然豊かな『生平』を目指して
滋賀県  甲賀市立甲南第三小学校 環境といのちを大切にする鳥の学校
福岡県  飯塚市立八木山小学校  山を愛し、地域の方々と緑を守る八木山っ子!
福岡県  北九州市立曽根東小学校 地域の誇り、カブトガニの棲む海曽根干潟を学び、守る!
鹿児島県 南種子町立花峰小学校  下中自然保護活動

【小中一貫校】 計2校
京都府   京都大原学院(京都市立大原小中学校) 国蝶オオムラサキの保護活動
鹿児島県  肝付町立岸良学園   ウミガメ保護活動を通して
【中高一貫校】 計1校
広島県  広島県新庄学園 広島新庄中学・高等学校 
     新庄自然科学プログラム~テングシデ・オオサンショウウオ・八幡湿原~

【高校】 計16校​
福島県  福島県立岩瀬農業高校    宇津峰山に山野草の群生地復活と憩いの場作りのこころみ
千葉県  千葉県立長生高等学校    茂原公園のカメについて学ぼう
東京都  東京都立国分寺高校     カラスバト≒こだま?! 極相林のシンボルを救え!!
神奈川県 神奈川県立横須賀高等学校  Project M ~トウキョウサンショウウオを守ろう!~
福井県  福井県立藤島高等学校    DNAを用いた二ホンイタチ・シベリアイタチの種判別及び分布域調査
長野県  東海大学付属諏訪高等学校  国蝶オオムラサキの生態解明と飼育システムの構
静岡県  静岡県立掛川西高校     希少種ベッコウトンボの生息地の特定を目指して
静岡県  静岡県立浜松南高等学校   カワラハンミョウを保護動物に!防潮堤を故郷の原風景に!
愛知県  愛知県立明和高等学校    明和高校周辺の野生生物の保護・共存
                   ~タヌキのフンの内容物から探る~
愛知県  愛知県立佐屋高等学校    ガイアの恵み 豊かな水田生態系を未来へ残す
三重県  鈴鹿享栄学園 鈴鹿高等学校  鈴鹿川水系のネコギギを守りたい!―20年目の取り組み―
大阪府  大阪府立岸和田高等学校   密猟・違法飼養からメジロを守るために
兵庫県  兵庫県立篠山東雲高等学校  篠山城堀における外来生物の駆除活動
香川県  香川県立小豆島中央高等学校 小豆島における野生生物の調査研究
福岡県  福岡県立伝習館高等学校   ニホンウナギの絶滅を回避するための2つのサンクチュアリづくり 
                   ~特に持続可能な水環境維持に必要な酸素と微生物について~
長崎県  長崎県立対馬高等学校    地域と連携した「国境の島・対馬」の保全活動
児童数の減少やコロナ禍での活動など課題は多いですが、これからも継続して活動していくために、持続可能な活動内容への検討を行う。

学校名:南牧村立南牧小学校

活動タイトル
愛鳥活動を通して自然を学ぶ

活動概要
南牧村立南牧小学校は周りを山々に囲まれ自然豊かなかにある学校です。全校児童は18名と少ないですが、全校児童の仲がよく、様々な活動を全校児童で行っています。児童一人一人が活動の中心となり、地域の方々と協力しながら、継続して愛鳥活動を行っています。この活動を通して、南牧村への愛着を深めると、自然や野鳥への興味関心を高め、大切にしていこうという気持ちを高めています。

・県内自生地(上尾市)との連携
・埼玉県こども動物自然公園内自地個体数の増加による生息域の拡大と周辺自生地の復活

学校名:東松山市立桜山小学校

活動タイトル
希少野生生物保護増殖プロジェクト

活動概要
東山市立桜山小学校です。校区内にある埼玉県こども動物自然公園や地域の方と連携をしながら、絶滅危惧種の両生類の「トウキョウサンショウウオ」の保護をしています。また、埼玉県環境科学国際センターなどと連携しながら、絶滅危惧種で県内希少野生動物種の「サワトラノオ」という植物の保護に取り組んでいます。まだ、活動を始めたばかりですが、他の学校や専門機関などと連携して、長く続けていきたいと考えています。

生活様式の変化と共にツバメの営巣数や営巣件数が減っている傾向がある。今後,人間と共存し,ツバメが住みやすい環境を目指すために自分たちには他には,何ができるか考え,取り組んでいきたい。
水質調査やクリーン大作戦(通学路のゴミ拾い)をしているが,多くのツバメが住めるように,今以上に環境問題にも取り組んでいきたい。

学校名:茂原市立新治小学校

活動タイトル
ツバメ調査及びツバメ調査報告会

活動概要
新治小学校のツバメ調査は,今年で21年目を迎える。21年間ツバメの営巣数や営巣件数を調査し,まとめて発表をしている。児童は,ツバメはもちろん鳥などの生き物に関心が高い。地域の方も新治小学校のツバメ調査に大変協力的で,調査に行った際には,メモや記録から飛来時期や巣作りの様子など細かい様子を教えてくれる。また,ツバメが自分の家に来ると学校に電話連絡をしてくださる地域の方もおり,地域と共に調査を行っている。また,その調査結果から,環境について考え,自分たちにできる環境保護活動として通学路のゴミ拾いをしている。また,全校野鳥観察会として水辺の生き物を観察している。学区を流れる川の水質調査も行っている。

・愛鳥・スーパー愛鳥テストへの呼びかけやポスター作りなど児童が主体となり行っていきたい。
・鳥パネルや塀の掲示など老朽化に対する対応をしていきたい。
・全校的な取組で行っている、学校掲示の表彰や紹介などを行い、更に、児童が親しむ環境づくりを行っていく。
・1年~3年生の愛鳥テスト(正しい方に〇を付ける)なども行いたい。4年生になった時の愛鳥テストへも生かされるのではないかと考えている。

学校名:福生市立福生第五小学校

活動タイトル
愛鳥観察会

活動概要
昭和47年に東京都より愛鳥モデル校の指定を受け、NPO法人自然環境アカデミーの支援を受けながら年間を通して活動している。2020年は年2回(春・冬)の野鳥観察会と河原の清掃活動、多摩川の環境理解を深めるための自然観察会(秋)を行った。また、学期に1度の愛鳥博士テスト実施や、高学年児童による巣箱作成、営巣状況の調査等を行っている。

地域の野鳥を、総合的な学習の時間の学習材として今後も指導計画に位置付け、毎年、3・4年生を中心に学習を継続していく。野鳥を地域の宝として、地域へ発信したり、野鳥以外の生物についても保護活動を行ったりして、広く環境保全に目を向けていきたい。

学校名:柏崎市立鯖石小学校

活動タイトル
鯖石のたからものを見つけよう~鯖石川にやってくる野鳥~

活動概要
鯖石小学校では、毎年3・4年生が総合的な学習の時間の学習材として、地域の野鳥について調べています。地域の野鳥の会と連携した探鳥会では、26種類の野鳥を見付けました。全校児童に野鳥をPRするために3・4年生が企画して、野鳥クイズ大会を実施したり、本やポスターを作成したり、好きな野鳥アンケートを行ったりしました。野鳥を身近に感じながら学校全体で野鳥に親しんでいます。

・自然環境の現状について考える活動を通して、野鳥のみならず、自然環境を大切にする気持ちを育むことを目標に活動していきたい。

学校名:新発田市立藤塚小学校

活動タイトル
愛鳥活動を通して、地元「藤塚浜」の自然を守ろう!~藤塚小38年間を振り返って~

活動概要
・春の探鳥会の前に、野鳥の姿や鳴き声について学習することで、探鳥会当日の活動が充実したものとなりました。
・歩き遠足の振り返りでは、地域に落ちているごみに着目し、地域をきれいにし、様々な生物が共存しやすいような環境を保持しようとする気持ちを高めることができました。

・クラブや委員会の活動を通して、身近な自然環境への意欲を高めていく活動を行う。
・5年生「ふるさと体験学習」の中に自然探索コースを位置付け、市内に生息する野生生物の存在を知り、それらと共生するために何ができるか考える。

学校名:胎内市立中条小学校

活動タイトル
わたしたちの愛鳥活動
~親しむ・知る・広める活動を通して~

活動概要
当校では、毎年春に、学校及びPTA共催による大峰山での探鳥会を行っています。昨年度は新型コロナウイルス渦のため、実施を見送りましたが、今年度はさぜずりの里で感染対策を講じて探鳥会を行いました。自然の大切さを学び、鳥に関心を持つ体験となっています。愛鳥週間ポスターの制作は、毎年5年生が取り組んでいます。子どもたちはどんな鳥を描こうか考え、楽しみながら制作しています。

これまでは、校内の児童主体の活動であった。保全・保護活動を広く啓発するために、活動状況の発信だけでなく、同じ校区内の中学校との小中連携活動へと展開させたいです。また、ICT(GIGAスクールなど)を活用し、まずは県外のユネスコスクール加盟校との遠隔交流学習を進めたいです。さらには国外の加盟校との交流へとグローバルな視点で保全の夢を大きく育てたいです。

学校名:勝山市立村岡小学校

活動タイトル
自分たちの手で 自分たちの自然を守る!
~『ミチノクフクジュソウの保全活動』 10年にわたるキセキ!~

活動概要
環境省の絶滅危惧Ⅱ種に指定されている「ミチノクフクジュソウ」は、福井県では雪の深い勝山市にだけ自生しています。全国では自生の北限がここ勝山市であると考えられています。本校では、10年以上にわたり児童主体で保全・保護活動に取り組んできました。ESDやSDGs、そして、ふるさと教育にもつながる貴重な活動となっています。私たちは、ミチノクフクジュソウを「地域の自然遺産として守る責務と自負」を持って取り組んでいます。

①これまでの営巣調査を継続してデータ収集を行いつつ、児童が考えた様々な疑問や課題をもとに探究する「課題解決学習」を軸に新たな視点で取り組み、活動内容を深化させていきたい。
②野鳥の保護活動をきっかけに、生物多様性の視点で子どもたち自身ができることを考え、自然環境に働きかける態度を育てていきたい。

学校名:豊田市立滝脇小学校

活動タイトル
私たちの愛鳥活動 ―知ろう!滝脇の自然 守ろう!私たちの森 広げよう!地域へ―

活動概要
本校の愛鳥活動の歴史は長く、今年で56年目を迎えた。四季を通して様々な野鳥が飛来するため、児童は野鳥を身近に感じ、自然観察や体験活動を通して、楽しみながら自然を愛し大切にする態度や心情を養っている。「知る活動」「守る活動」「広げる活動」の3本柱を立て、6年間を通して系統的に、発達段階に合わせた愛鳥活動に取り組んでいる。地域住民の協力により多様な野生生物が集う環境が整い、児童は学びを深化させている。

学区の方々と共に整備した学校裏山の生態系豊かな場所へと深化させ、子供たちが豊かな自然と触れ合える環境作りを学区サポーターの方々と進めていく。更には、SDGsの視点で他地域との比較により客観的に自分たちの学区を理解したり、陸の環境が海の環境に繋がっていることを体感したりして、子供たちが大人になったとき、自然豊かな生平学区であるためにできることを積極的に実践したい。

学校名:岡崎市立生平小学校

活動タイトル
野鳥がすみ続けられる自然豊かな『生平』を目指して

野鳥がすみ続けられる自然豊かな「生平」を目指して、全児童61名で愛鳥活動を中心とした自然環境保護活動を行っています。多くの人・こと・ものとの「つながる活動」を大切にして、自然を「知る活動」、生き物を「守る活動」、そして、自然環境保護の思いを多くの人に「広げる活動」をしています。

自分たちが活動を積み重ねてきたことを、地域や外部に広く発信すること。ICTの環境が整えば、愛鳥モデル指定校や本校と同じような小規模校と、オンライン授業などで交流を図り、さらなる活動内容の充実や広がりにつなげたい。長年にわたり、伝統的に引き継がれている愛鳥活動が、自主性や表現力、ICTの有効活用など、これからの時代をたくましく生き抜く子どもたちにとって、必要な力を身につけられる有効な場となることを期待している。

学校名:甲賀市立甲南第三小学校

活動タイトル
環境といのちを大切にする鳥の学校

活動概要
昭和46年に県の愛鳥モデル校の指定を受けたことをきっかけとして『愛鳥活動を核とした環境教育』に全校で取り組んでいる。学校のチャイムはバードチャイムで、毎時間違う鳥の鳴き声が聞こえ、子ども達はその声に合わせて活動している。中庭には実のなる木がたくさん植えられていて、手作りの餌台があちこちに置かれ、えさの少ない冬場には、子ども達が毎日家から鳥のえさを持って登校するなど、愛鳥活動を子どもの生活の中に取り入れている。

●	令和元年度まで行っていた校区にある高齢者施設「八木山の里『すずらん』」との交流。
(昨年と今年は、暑中見舞いはがきで交流している)
●	地域と連携した伝統行事である「相撲大会」や「八木山ふれあいフェスター餅つき大会―」
(10月10日の100周年記念式典で、八木山獅子舞か相撲大会を検討中

学校名:飯塚市立八木山小学校

活動タイトル
山を愛し、地域の方々と緑を守る八木山っ子!

活動概要
本校は、福岡県の中央部に位置する全校児童16名の山あいにある完全複式学級の小規模校です。大正10年9月に6年制となり、令和3年度3月に百回目の卒業生を送りました。また、令和4年度3月には、創立150周年を迎えるコミュニティ・スクールです。1980年より緑の少年団活動を継続していて、自然豊かな恵まれた環境の中で、地域の方々や日本野鳥の会筑豊支部をはじめ、たくさんのGTの方々のご指導により、SDGs視点の学びを行い、思いやりの心を育て、これからの生き方を学ぶ教育活動を行っています。

曽根干潟の未来構想図を考えることで、カブトガニだけでなく、カブトガニの周りの環境についても深く学ぶことができた。今後は、未来構想図が実現するために何ができるのかを子ども達と話し合い、実現に近づくことができるようにして、人間と生き物の共生の在り方を子ども達の力で探り見付けていくことが課題である。

学校名:北九州市立曽根東小学校

活動タイトル
地域の誇り、カブトガニの棲む海曽根干潟を学び、守る!

活動概要
豊かな自然を校区に有する本校には、北部九州最大級の干潟があり絶滅危惧種のカブトガニなど、多くの生き物が生息している。このような豊かな自然に囲まれた立地を生かして、本校は30年余り、環境教育に力を入れている。その中心となる「曽根干潟クリーン作戦」「どろんこ集会」「地域環境フォーラム」「野鳥観察会」では、本校の子ども達は小学校6年間を通して生活科や理科、総合的な学習の時間などのあらゆる機会に自然と触れ合い、関わり、自然から学んでいる。

【今後の課題】
〇気候変動などにより,砂浜の地形が大きく変わりつつあり,ウミガメの上陸が少なくなってきていること。実際に見学に行っても出会えないことがある。
【これからやってみたいこと】
〇ずっとずっとこの活動を続けていきたい。
〇自然保護の活動を多くの人に広めたい。
〇全国のウミガメ保護の活動を行っている学校と交流したい。

学校名:南種子町立花峰小学校

活動タイトル
下中自然保護活動

活動概要
わたしたちは鹿児島県の種子島にある南種子町立花峰小学校の全校児童8名です。伝統的に毎朝暗誦している下中郷土カルタにこんな歌があります。「ウミガメを 守る情けが 受け継がれ」わたしたちの先輩がウミガメを守り,前之浜をきれいにしてきました。わたしたちも先輩たちと同じように活動しています。そして,これからわたしたちが放流したウミガメが戻って来られるような美しい前之浜であるようにずっと活動を続けていきます。

京都大原学院の学院生として、オオムラサキの保護活動に9年間関わる中で、私はもっと「広めるための取組」をするべきではないかと考えました。他地域の方には,大原地域にオオムラサキがいることがあまり知られておらず、大原にオオムラサキがいること、そして保護活動を行っていることをもっと多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。

学校名:京都大原学院(京都市立大原小中学校)

活動タイトル
国蝶オオムラサキの保護活動

活動概要
大原でのオオムラサキ保護活動は,平成17年に当時の5年生が路上で羽の破片を見つけたことがきっかけとなって始まり、現在まで継続する長い取り組みとなっています。地域の団体「大原里づくりトライアングル」の事業の一環として行われ、行政や専門家,学校の教職員、学院生、保護者も関わっています。この活動をさらに良いものにして未来に繋ぎ、大原の里に美しいオオムラサキが飛び交う日が来ることを願っています。

・ウミガメの生態等について更に学習し、ふ化率を高めていく。
・ウミガメに限らず、海の生物が暮らしやすい環境づくりについて学習していく。

学校名:肝付町立岸良学園

活動タイトル
ウミガメ保護活動を通して

活動概要
岸良学園は鹿児島県大隅半島南東部に位置し、校区内の岸良海岸は現在でもウミガメが産卵に訪れます。旧岸良小学校時代から保護活動を始め、学校・保護者・地域が一体となって海岸清掃や植樹等の環境保全にも努めながら保護活動を進めています。本年度から義務教育学校岸良学園となり、特色ある教科である「ウミガメ科」の時間を設け、様々な角度からウミガメの生態や環境面に関する学習にも力を入れています。

水生生物グループは、隔年でモリアオガエルとカワシンジュガイの調査を行います。今年度はカワシンジュガイの個体数調査も行いましたが、経験者がほとんどいないためになかなか発見できず、一昨年の個体調査数には大きく及びませんでした。これではデータの比較ができません。カワシンジュガイを発見するポイントや調査の際のノウハウの伝授・引き継ぎを確実に行っていきたいと思います。

学校名:葛巻町立小屋瀬中学校

活動タイトル
環ボラ(環境ボランティア活動)に取り組む私たちの今

活動概要
私たちは、二十数年にわたり、学区内の希少動植物の調査・保護活動に取り組んでいます。全校生徒数(今年度は13名)が減少して、これまで3グループで活動していたところを2グループに統合しました。サクラソウグループでは人工受粉した種から3年目でとうとう開花させ、近隣の小学校と保育園にプレゼントしました。水生生物グループは、モリアオガエルの卵塊数を増やすため、沼の葦の刈り取りを胸まで浸かりながら行いました。

○ハチジョウノコギリクワガタをイタチやサソリモドキなどから守る保護柵の中でハチジョウノコギリクワガタの産卵、幼虫を育てて多くの成虫を繁殖させ、三原山や過去に生息していた林などに放し、八丈島の固有種のハチジョウノコギリクワガタが普通に観察されるようにしたい。
○八丈小島で繁殖を始めた貴重なクロアシアホウドリの保護活動を小学生や中学生でも行い、繁殖が安定し、許可が出たら児童、生徒でクロアシアホウドリの観察会を行いたい。

学校名:八丈町立富士中学校

活動タイトル
守ろう八丈島の貴重な野生生物

活動概要
ハチジョウノコギリクワガタは、世界で八丈島にしかいない固有種ですが、移入種のイタチやサソリモドキの影響で激減しています。幼虫を保護し増殖させるために、八丈町役場から道路での伐採木をもらい受け、学校の敷地の一部に繁殖できる場所を作りました。絶滅危惧種のクロアシアホウドリが八丈小島で繁殖し、ヒナが吐き出したベリットの中に多くの小さなプラスチック片が入っていたことを知り、自然科学部で海浜清掃、プラスチックゴミの回収を始めました。

広報誌やホームページによる情報発信に力を入れ、「マイホタル活動」や「ホタルの里親活動」のように、直接幼虫と関わる活動を増やしていきたいです。ホタルのことをより多くの人に知ってもらい、親しみを持ってもらうことで、地域の宝のゲンジボタルのために行動してくれる人が増えてほしいと願っています。

学校名:岡崎市立河合中学校

活動タイトル
河合の宝 ゲンジボタル  伝統の継続 そして一歩前進

活動概要
岡崎市立河合中学校自然科学部です。私たちの地域では、夏になるとゲンジボタルが川で見られます。ゲンジボタルが小さな光を灯しながら飛ぶ姿はとても美しく、天然記念物に指定されていて、河合学区のシンボルになっています。そんなゲンジボタルが、学区の多くの河川や水路で光り輝くことを願って活動をしているのが、私たち自然科学部です。

・部員の確保
・より確実な繁殖の方法の模索
・学習会への参加
・コロナ禍における地域とのつながり方
・全国のほかの学校とのつながりをもつ

学校名:愛知県岡崎市立東海中学校

活動タイトル
次代へとつなぐ私たちの宝~東海の誇りある自然を守るために~

活動概要
東海中学校自然科学部は、開校以来学区の自然を守ってきました。平成3年からは「カワバタモロコの保護・繫殖活動」を継続しています。今年度は稚魚を得ることができ、順調に育っています。また、岡崎市藤川学区で大切にされてきた「ムラサキムギ」も育てています。山綱川の水質調査と水生生物の観察、北山湿地の保全活動など地域とのつながりを大切にし、これからも学区の自然を守っていきたいです。

生物の検索アプリを共有して、たくさんの学校と同じように生物の分布調査ができると、日本全体の環境や気候の変化を知ることができると思う。特に危険な生物の進出の情報が交換できると、私たちの安全な生活が送れると思う。

学校名:西宮市立真砂中学校

活動タイトル
自然に愛され!俺らも愛した!理科部の15年間!?

活動概要
代々重ねてきた調査活動で、私たちが住んでいる所は実は多くの自然で溢れていることに気付きました。とはいえ、温暖化や、外来種によって生態系は刻々と変化しています。全国的にも有名な甲子園浜は高度経済成長期に高速道路として埋め立てられる予定を地域住民の力で守ったという歴史があります。廃部から復活した15年間のデータを集めて作った最高の作品です!見やすく分かりやすい動画に仕上がったのでぜひ見てください‼

カキ殻は水質改善に役立つということは広く知られているが生態系の向上に役立つことはほとんど知られていないように感じる。今後、カキ殻の生態系への影響を調べることで全国の河川に有益な情報が得られるのではないかと考えている。また、カワニナが増えることが考えられるのでカキ殻設置後のゲンジボタルの数にも注目していきたい。また、カキ殻以外の貝類を用いた場合の影響についても観察していきたい。

学校名:延岡市立三川内小中学校

活動タイトル
「海の幸を山の光に」

活動概要
「海の幸を山の光に」ホタルの観察、保護活動を始めて43年、ホタルは増減を繰り返しながら徐々に減ってきている。三川内は山中の学校だが、すぐ麓には漁港として有名な北浦がある。本校では「カキ殻」を用いたホタルの保護活動を新たに始めた。清流におけるカキ殻の影響について、カキ殻を川に撒いている記事などは見つかるが、籠に入れて観察しているというものは見られなかった。本手立てが有効であることを示したい。

・高病原性鳥インフルエンザ対策や新型コロナウイルス感染拡大対策の徹底を行い,安心・安全な活動ができるように工夫や改善を行う。
・出水市のラムサール条約登録が近づいてきたため,本校ツルクラブに何ができるのか模索していき、市と連携しながらよりより活動を行っていきたい。

学校名:鹿児島県出水市立鶴荘学園

活動タイトル
ツルの羽数調査及び家族構成・分散調査

活動概要
本校は,平成29年度に県内初の義務教育学校となり、ツルの保護を目的とした前身の荘中学校から続いているツルクラブ活動は61年にも及ぶ歴史を誇っている。本校ツルクラブは、ツルに与える最小限の餌の量を決めるデータをとるために羽数調査を行ったり、今後のツルの渡来数を予測するために家族構成分散調査を行ったりと鹿児島県出水市ならではの野生生物保護活動に取り組んでいる。

○テングシデの研究・・・テングシデ群落でのボラティアガイドやテングシデの絵本の出版をする。
○オオサンショウウオの研究・・・本校独自の簡易人工巣穴を設置し、オオサンショウウオの繁殖に協力する。
○八幡湿原の研究・・・代表生徒から北広島町に八幡湿原への改善提案を行う。
○ブッポウソウの研究・・・校内の巣箱をかけ直し、来年の繁殖を目指す。

学校名:広島新庄学園 広島新庄中学・高等学校

活動タイトル
新庄自然科学プログラム~テングシデ・オオサンショウウオ・八幡湿原~

活動概要
里山といわれる地元の貴重な自然を教材に、生物多様性の保全と環境学習を行っている。総合的な学習(探究)の時間や特別活動、教科の時間を横断的に使い、地域、行政、大学、専門家、NPO団体などと連携し、「持続可能な社会に貢献する人物」の育成を目指している。全体計画にそって、自然の仕組みや人と自然の共存、生物多様性の保全について学び、自然保護活動と自然保護の啓発活動を行っている。

①ヤマユリの変異株(カサブランカに似た花)は、切り花として利用し、球根はアグリビジネス科の「力農カフェ」で食材として利用する。
② レンゲツツジの苗木は、挿し木の研究(発根剤、植物活性剤、発根ホルモン等の使用)を行い安定して生産ができるようにする。

学校名:福島県立岩瀬農業高校

活動タイトル:宇津峰山に山野草の群生地復活と憩いの場作りのこころみ

活動概要
宇津峰山は、歴史のある風光明媚な山です。近年、この山も貴重な山野草の減少、猪によるヤマユリの被害、松枯れによる景観の悪化等の問題がでてきました。これらの問題解決に向けて行政区長と相談し、エビネラン、ヤマユリ、レンゲツツジ等の群生地を復活させ、市民の「憩の場」造りを目標に掲げました。学校は、バイテク技術を生かし苗の生産を、地元行政区は、移植場所周辺の草苅や環境整備等、役割を分担して行いました。

研究活動と今回の講座のような普及活動を常に並行して行えるように工夫し、より多くの小学生たちに、茂原公園のカメをきっかけにして生物多様性について考えてもらえるようにしたいです。また、ミシシッピアカミミガメ、カメと同時に捕獲できるアメリカザリガニなど、今後、特定外来生物に指定される可能性がある生物を扱っているので、その議論と連動できるような、生物多様性に関する新しい取組みができればと考えています。

学校名:千葉県立長生高等学校

活動タイトル
茂原公園のカメについて学ぼう

活動概要
私たちは今までカミツキガメの骨格標本作製 から野外でのカメの行動調査までカメに関する調査研究を行ってきました。調査活動中の地域の方々との交流をきっかけに、自分たちの知識や活動を伝えることが生物多様性について広める 良い機会 になるのではと考え、 令和3年度から 地元の茂原公園を会場に、高校生が講師になり、地域の小学生とその保護者を対象にしたカメに関する講座を展開しています。

・カラスバトの声の意味の解明
・カラスバトの保全に関する教育プログラムの作成
・伊豆諸島の高校生との交流、合同調査等
・カラスバトの周年行動の解明
・飼育個体の野生への馴化訓練 
・研究成果の論文作成
・カラスバトの保全を考える担い手の育成
・カラスバトに関する情報の集約と一般の人々への啓蒙

学校名:東京都立国分寺高校

活動タイトル
カラスバト≒こだま?! 極相林のシンボルを救え!!

活動概要
本校生物部では天然記念物カラスバトの生態を知りたいと10年にわたって活動を続けている。謎だらけの鳥だが、照葉樹の大径木の多い暗い森を好むことが分かってきた。まだまだ謎だらけではあるが、大島公園、多摩動物公園などの飼育個体群の観察を通じて鳴き声の意味を理解し、野外でのカラスバトの行動を理解する道が開ける可能性が出てきた。それらの研究成果を広く知らせ、各島に掲示して保全を促していこうと活動している。また、島の生徒とも交流し、カラスバトの保全の大切さや美しさを認識してもらい次代の保全の担い手も育成していきたい。

今までの私たちの生息地の環境整備ではビニールシートなどの人工物を用いて池を作っていたため、自然環境に適しているとは言えませんでした。そこで、ものづくりに専門的な知識をもつ横須賀工業高校の皆さんと連携をして、より自然に馴染むような生息地を作成していく予定です。また、トウキョウサンショウウオの人工繁殖について研究をしたいと考えています。加えて、体色変化の実験を通し、保護及び人工繁殖に適した環境を調べる計画を立てています。こういった研究をすることでよりトウキョウサンショウウオへの知識や理解が深まり、活動の幅を大きく広げることを目標としています。

学校名:神奈川県立横須賀高等学校

活動タイトル
Project M ~トウキョウサンショウウオを守ろう!~

活動概要
神奈川県立横須賀高校科学部は、2016年に本校生徒が偶然発見したトウキョウサンショウウオを絶滅の危機から救うため日々奮闘しています。先輩たちから代々受け継いできたことをしっかりと実行し、生息地のモニタリングや飼育、保全を続けています。また三浦半島の高校生や博物館、研究会方々の手を借り活動を発展させています。その他に、トウキョウサンショウウオの存在を知ってもらうための啓発活動にも積極的に取り組んでいます。

①サンプル数を増やす
②糞や毛からのDNA判別:生息範囲をより明確なものにするためにも、ロードキル個体に加えて今後は糞や毛からのDNA抽出・種判別に取り組みたい。迅速な種判別ができるようになれば、捕獲個体においても駆除対象か保護対象かを明らかにすることができるのではないかと考える。
③地図から生息範囲を推定:作成したイタチ生息マップを市の獣害対策課などに配布し、駆除対策の参考資料として活用できるようにしたい。

学校名:福井県立藤島高等学校

活動タイトル
DNAを用いた二ホンイタチ・シベリアイタチの種判別及び分布域調査

活動概要
私たち生物部は、福井市自然史博物館と共働して DNAを用いた二ホンイタチ・シベリアイタチの種判別及び分布域調査に取り組んでいます。現在、福井県では外来種シベリアイタチの増殖に伴う在来種二ホンイタチの減少が危惧されています。路上で死亡した個体を回収、DNA採取、PCR解析することで両イタチを判別し、その発見場所を地図に落としていくことで分布状況を把握、最終的には二ホンイタチの保護活動の参考としたいと考えています。

・茅野市内にある7 施設合同の「オオムラサキサミット」の実現
・効率の良いエノキワタ虫とアリ駆除方法確立による、オオムラサキ飼育システムの構築
・羽化や産卵のタイミグ、吐糸行動や歩行メカニズムの解明など、科学的な研究の発展

学校名:東海大学付属諏訪高等学校

活動タイトル
国蝶オオムラサキの生態解明と飼育システムの構築

活動概要
準絶滅危惧種である国蝶オオムラサキの生態解明と飼育システム構築を目的に、地域の方々と保護活動に取り組んで6 年目になる。エノキの雑木林は人間の経済活動の発展とともに失われ、オオムラサキは年に16.1%という勢いで激減している。里地や里山は生物多様性のゆりかごとも呼ばれるが、オオムラサキを通じて生態系保全の大切さを後世に伝えることが、少子高齢化の中の私たちの責任であると考え、積極的に啓発活動を行っている。

環境DNA を回収するための空中微粒子採取装置は、ベッコウトンボの環境DNA 回収を視野に実用化を
目指す。自然界を想定し、室内で桶ケ谷沼の水を散布し、そこから水中のヤゴ由来の環境DNA を回収できるかも実験したい。PCR により、ベッコウトンボプライマーの有効性を示すことが出来た。ヨツボシトンボプライマーはまだ完成していないので、ヨツボシトンボプライマーの実用化も目指していきたい。

学校名:静岡県立掛川西高校

活動タイトル
希少種ベッコウトンボの生息地の特定を目指して

活動概要
静岡県磐田市の桶ケ谷沼は県内唯一のベッコウトンボの生息地である。近年その生息数が減少し、NPO 静岡県自然史博物館ネットワークの福井順治先生を中心に保護活動が行われている。私たち自然科学部は福井先生のご指導のもと、その保護活動に参加している。実験室では、希少トンボの環境DNA の検出による生息調査方法の確立を目指し、環境DNA 回収のための装置の制作や、PCR で用いるベッコウトンボプライマーの設計を行っている。

カワラハンミョウは研究対象として興味深い生物です。もっと具体的な生育条件を調べていき、保護活動に生かしていきたいです。また、生活環を通じて観察できるようにしたいです。また、行政に働きかけ、県または市の保護動物に指定してもらいたいと思っていいます。
広報活動では小中学校を対象にした活動を考えていきたいです。また、ホットスポットに生息するその他の生物にも研究対象を広げていきたいです。

学校名:静岡県立浜松南高等学校

活動タイトル
カワラハンミョウを保護動物に!防潮堤を故郷の原風景に!

活動概要
浜松市の遠州浜に築堤された防潮堤周辺の環境保全活動をしている、浜松南高校自然科学部生物班です。活動の中心は中田島砂丘に生息するカワラハンミョウの保護活動です。カワラハンミョウはかく乱された環境を好む、謎が多い昆虫です。飼育をしながら、どのように保護するか、浜松土木事務所と協働しながら活動しています。命を守るためつくられた防潮堤が故郷の原風景となり、多くの生物の生育場所となってほしいです。

まだ調査を始めたばかりなので、今後サンプル数を増やし、季節変化を追っていく。また、繁殖を行っていることも確かめられたため、フンのDNA解析を行い、個体識別と血縁関係の調査を行いたい。将来的には、「名古屋城タヌキ」として、近隣の商店街と連携し地域の活性化などにも貢献していきたい。

学校名:愛知県立明和高等学校

活動タイトル
明和高校周辺の野生生物の保護・共存~タヌキのフンの内容物から探る~

活動概要
名古屋城周辺に生息する野生のタヌキの生態を定点カメラによる撮影とフンの内容物の解析によって調べている。市街地である名古屋城周辺に生息するタヌキは、どのようなエサを食べ、どのような行動範囲を持っているのか、それが季節によってどう変化するのかを調査している。この調査を通して、市街地に生息する野生生物の生態を知るだけでなく、周辺の植生、都市開発の歴史との関係性について解き明かしたいと考えている。

外来種のカラドジョウの侵入が確認出来たため、カラドジョウの水田内の生態も調査していきたい。また、スクミリンゴガイの駆除についても検討をしていきたい。有機水田が生き物たちのゆりかごになることが私たちの理想である。製作した「田んぼのいきもの ミッケ」を利用した啓発活動も続けたい。

学校名:愛知県立佐屋高等学校

活動タイトル
ガイアの恵み 豊かな水田生態系を未来へ残す

活動概要
本校作物専攻では、地元の小学生と有機稲作による米作りを行っている。作物専攻生の多くは科学部にも所属し、定期的に生物相の調査に取り組んでいる。近年、有機水田にドジョウの姿が数多く見られるようになった。私たちはドジョウの保護を目指すとともに、水田が生命のゆりかごになるように、水田環境の整備にも努めてきた。活動を通じて、子どもたちに水田環境の素晴らしさを伝え、未来に残せる水田生態系を残していきたい。

○ネコギギの受精率と孵化後の生存率をさらに高めるために工夫を続ける。
○コロナ禍において、普及啓発動画の作成と配信、少人数での観察会の対応などをする。
○今後もモニタリングを継続することで,生息地の環境変化に柔軟に対応できるようにする。
○今後も成果を発信し認知度を高め、環境の改善を訴えていく。

学校名:(学)鈴鹿享栄学園 鈴鹿高等学校

活動タイトル
鈴鹿川水系のネコギギを守りたい!―20年目の取り組み―

活動概要
鈴鹿川水系に生息する国指定天然記念物であるネコギギについて、2004年から生息確認のための調査合宿を開始し、同個体群が危機的状況にあることが分かりました。そこで、2017年に亀山市と鈴鹿享栄学園で飼育協定を締結し、ネコギギの生息域外保全事業を開始し、鈴鹿川水系での絶滅を回避する取り組みを行ってきました。得られたデータは地域に公開し、様々な方法での普及啓発活動に取り組んでいます。

この研究により日本産のメジロと外国産のメジロを区別できるようになったが、違法取引の最中に調べることは難しいと考えられるため、どこでその審査を行うかが課題である。『メジロのオスとメスの声紋の違いについて』 メスとオスで2種類の地鳴きがあることに気づいた。一つは高い声から低い声に緩やかに音程(周波数)を下げる地鳴き、もう一つは非常に短い時間の間に音程を一気に下げ、その後同じ音程を維持して鳴く地鳴きだ。さらにデータを集め、これからさらに検証を進めていきたい。
『亜種判定を確実にするために』 同じ録音機材で日本国内の各亜種や台湾、中国などで沢山の音声データを集めることが不可欠なため、姉妹校である台湾の生物部や研究者などと協力して共同研究をしたいと考えている。

学校名:大阪府立岸和田高等学校

活動タイトル
密猟・違法飼養からメジロを守るために

活動概要
私たち生物部ではメジロの声紋分析の研究をしています。メジロは捕獲や飼育が禁止されていますが、違法飼育者が日本の亜種メジロを海外の亜種ヒメメジロとして輸入証明書を偽装して摘発から逃れることが問題となっています。亜種メジロと亜種ヒメメジロが見分ければ摘発できますが、見た目で判別するのは困難です。そこでこの研究により鳴き声で判断できるようになると、摘発が容易になり違法飼育の減少に繋がると考えています。

外来生物をすべて駆除できていないためこの活動をやめれば、再び元の状態に戻ることが危惧されるため、根絶を目指して今後も駆除活動を続ける予定である。また、駆除された外来生物を活用する方法の研究も継続し、地域の自然環境を守るとともに資源の循環について研究を続けたい。これからも活動の成果は地域のフォーラムなどで発表したり、小学生対象の生き物観察会を開催したりすることで、多くの人に向けて普及・啓発活動をしていきたいと思っている。

学校名:兵庫県立篠山東雲高等学校

活動タイトル
篠山城堀における外来生物の駆除活動

活動概要
篠山城の東馬出堀の環境を守る活動として、ウシガエルなどの外来生物の駆除活動を行うことにした。令和2年度に捕獲できた外来生物の総重量は約41kgにもなった。駆除された外来生物は“命”あるものなので、地域のために活用できないかと考え、特産品である丹波黒大豆の肥料にする研究を行った。また、ウシガエルは、もとは食用として輸入されたものなので、ウシガエルの成体を食材として活用する研究を行った。

現在、湿地ではデンジソウが大量に繁茂し、在来湿生植物が減少しているため、デンジソウが湿生植物に与える影響を調査していきたいと思います。また、里山の生物調査では、外来種が在来種に与える影響を今後調査できればと考えています。

学校名:香川県立小豆島中央高等学校

活動タイトル
小豆島における野生生物の調査研究

活動概要
私たち自然科学部では、地域の生態系を保全していくため、研究活動を行っています。特に力を入れている活動は、絶滅危惧種であるデンジソウの保全活動と里山の生物調査です。デンジソウの保全活動では、校内の人工湿地でデンジソウを保護しています。また、里山の生物調査では、在来種だけではなく特定外来生物も生息していることが明らかになりました。

私たちの意思を次世代に受け継ぐため地域の子供の環境学習を行う。最終的に私たちの活動が持続可能な社会の枠組みを築き,多くの人からの理解を得るために積極的に啓発活動を行いたい。
 老廃物や有機物の分解は微生物と酸素があれば行うことが分かったが,クスノキ落葉を投入するとミズカビ病が完治する仕組みを解明するためにメタボローム解析から有機物の代謝経路を解明したい。
 持続可能な社会構造と水環境の維持のために森が必要であるという理念を定着させるために飯江川上流にウナギとホタルを救った「100年の森」を作り,それを全国に広げていきたい。

学校名:福岡県立伝習館高等学校

活動タイトル
ニホンウナギの絶滅を回避するための2つのサンクチュアリづくり
~特に持続可能な水環境維持に必要な酸素と微生物について~

活動概要
2014年にIUCNからニホンウナギが絶滅危惧ⅠB類に指定された時から歴史資産である柳川掘割でウナギの保護活動をはじめた。2018年からは県南部を流れる飯江川で上流域の植林を視野に入れた河川環境を保全することでウナギを保護する活動を行った。現在までに約10,000尾シラスウナギを特別採捕し,7,500尾以上の個体に腹腔内にワイヤータグを挿入して放流した。ウナギの飼育過程で水槽内のクスノキの落葉が死亡率を低下させるメカニズムを解明した。

本校では、2学期に入り生徒一人一人にタブレット端末が貸し出されている。今まで観察の記録など手書きしていたものをデジタル化することで、部員全員で成長記録を細かく分析できるのではないかと考えている。加えて、リモートで多くの方々と遠隔交流することで、「ツシマウラボシシジミ」や「黄金オニユリ」のことをより多くの方々に知っていただけるのではないかと考えている。「国境の島・対馬」から日本全国・世界へ向けて情報発信するために、貸し出されているタブレットを活用しながら環境保全活動ができればと考えている。

学校名:長崎県立対馬高等学校

活動タイトル
地域と連携した「国境の島・対馬」の保全活動

活動概要
対馬市役所等と連携して、国内希少野生動植物種に指定された「ツシマウラボシシジミ」という対馬固有亜種のチョウの保護に取り組んでいる。現在校内で幼虫のエサとなる「ヌスビトハギ」を種から育てている。今年は対馬島内の国有林に保護区を設置していただき植栽を行うことができた。また、対馬にのみ自生していたが野生では絶滅してしまったと言われている「黄金オニユリ」を県内の農業高校と遠隔交流を行いながら栽培を行った。

応募校一覧 合計40校

【小学校】 計14校
・群馬県  甘楽郡南牧村立南牧小学校
・埼玉県  東松山市立桜山小学校
・千葉県  茂原市立新治小学校
・東京都  福生市立福生第五小学校
・新潟県  柏崎市立鯖石小学校
・新潟県  新発田市立藤塚小学校
・新潟県  胎内市立中条小学校
​・福井県  勝山市立村岡小学校
・愛知県  豊田市立滝脇小学校
・愛知県  岡崎市立生平小学校
・滋賀県  甲賀市立甲南第三小学校
・福岡県  飯塚市立八木山小学校
・福岡県  北九州市立曽根東小学校
・鹿児島県 南種子町立花峰小学校
【小中一貫校】 計2校
・京都府   京都大原学院(京都市立大原小中学校
・鹿児島県  肝付町立岸良学園

【中学校】  計7校
・岩手県  葛巻町立小屋瀬中学校
・東京都  八丈町立富士中学校
・愛知県  岡崎市立河合中学校
・愛知県  岡崎市立東海中学校
・兵庫県  西宮市立真砂中学校
・宮崎県  延岡市立三川内小中学校
・鹿児島県 出水市立鶴荘学園​

【中高一貫校】 計1校
広島県   広島県新庄学園 広島新庄中学・高等学校