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学校名:愛知県立佐屋高等学校

個体ごとの計測により、特に年齢、雌雄を明らかにすることが重要であると考えている。カメ類の雌雄の決定は、卵の時、その土地の気温が大きく影響している。現在、採捕したカメ類の多くは雌である。種ごとにこれらの特徴を調べることは、生物相を調べるだけではなく、環境全体を知る上でも非常に重要であると考えている。
採捕したカメ類の糞の観察も非常に重要であると考えている。摂取物の多くが消化されているため、肉眼での観察には限りがあるが、動物系のものでは甲殻類はよく残っている。また時々、植物系でも未消化物のものもあり、特に水路の環境が限定されるコンクリート三面張りの用水路で何を食べているのか、明らかにできることも期待している。
アカミミガメの採捕後の処分については、命を奪うため、倫理的にも苦慮する場面が多い。採捕する数も多く、毎回の冷凍処分にも限界があるため、実験池で一時的に飼育し、観察・調査も続けている。アカミミガメの行動様式を少しでも知り、繁殖をさせないための手段を知ることで、無駄の命の誕生を抑えることができないかと考えている。
今回の調査では、アカミミガメが優占種になっているとはいえ、クサガメやスッポンもしっかり生息していることが分かった。わずかではあるがイシガメも採捕をした。今後、国内在来種を保護するための環境保全にも取り組んでいきたい。