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学校名:愛知県立佐屋高等学校

本校作物専攻では、地元の小学生と有機稲作による米作りを行っている。作物専攻生の多くは科学部にも所属し、授業後、定期的に生物相の調査に取り組んでいる。近年、化学肥料を使用しない影響のためか、希少種になりつつあるドジョウの姿が数多く見られるようになった。私たちはドジョウの保護を目指すとともに、有機稲作の水田が生命のゆりかごになるように、農作業の合間に環境整備も目指すことにした。令和3年度の秋、有機水田のイネは慣行栽培よりも立派に育ち、ドジョウの生息数や平均体長も勝っていた。地道な取り組みに対し、水田に宿る生命が応えてくれたと信じている。
 私たちは今後も活動を通じて、未来に多様性がある水田生態系を残していきたいと考えている。

ドジョウを季節ごとに調査し、生息数や体長の実態が判明したこと、有機水田全体での生息数を予測できたことは、ドジョウの生活史の解明に繋がると大きく期待している。有機稲作は手間や労力が増えた。しかし、今は有機稲作をやってよかったと教員、生徒とも自信を持って語ることができる。
 取組は長年、一緒に有機稲作をやってきた小学生への教育効果も非常に高いと考えている。環境教育教材「田んぼのいきもの ミッケ」も作成した。水田環境の素晴らしさを、未来に繋げてきたい。