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学校名:福井県立藤島高等学校

現在、福井県では外来種であるシベリアイタチの増殖に伴う固有種二ホンイタチの減少が危惧されている。イタチの種判別においては、一般的に体長に対する尾の長さの割合(尾率)が用いられる。しかし、二ホンイタチのオスとシベリアイタチのメスは大きさが類似しており、見間違うことも多い。本校生物部では、福井市自然史博物館と協力し、DNAを解析することでシベリアイタチと二ホンイタチをより正確に同定できるのではないかと考え、ロードキル個体を用いたイタチ肉片からのDNA抽出およびPCR検査を用いた種判定を行っている。また、ロードキル個体の発見場所を地図上に落としていくことで両イタチの分布状況を把握し、二ホンイタチの保護活動の参考としたいと考えている。

学校名:福井県立藤島高等学校

ロードキルのイタチ10個体を解析したところ、3個体が二ホンイタチ、7個体がシベリアイタチであり、現在も両イタチが混在していることが分かった。また、尾率との関係については10個体中2個体が尾率からの判定と異なる結果となった。このことから、尾率による判定は、特に幼少個体、メス個体については完全な判定とはならないことが明らかとなった。生息範囲についてはまだ10個体の結果のため確定はできないが、福井県大野市など山間部に近い場所では二ホンイタチが発見されているが、福井市内の市街地などではシベリアイタチが発見されていることが分かった。