学校名:福島県立岩瀬農業高校

活動タイトル:宇津峰山に山野草の群生地復活と憩いの場作りのこころみ

​対象生物:
エビネラン、ヤマユリ、レンゲツツジ

【活動開始年】

2013年

【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】

園芸科学科課題研究班 3年 8名
農業クラブ研究班   5名
(3)活動の分かる写真IMG_0449.JPG

【活動内容】

近年、宇津峰山は、貴重な山野草の減少、猪によるヤマユリの被害、松枯れによる景観の悪化等の問題がでてきた。これらの問題解決に向けて行政区長と相談し、エビネラン、ヤマユリ、レンゲツツジ等の群生地を復活させ、市民の「憩の場」造りを目標に掲げた。両者で役割を分担し、学校は、バイテク技術を生かし苗の生産を、行政区は、移植場所周辺の草苅や環境整備等を行うことにした。
① エビネランは、無菌は種で増殖して、現在宇津峰山には1,500株が育っている。
② ヤマユリは、組織培養で苗を生産し、実験圃場で育成して宇津峰山の防護柵の中に移植した。
③ レンゲツツジは、森林の荒廃により激減してきた。また松枯れによる景観が悪化してきたことからレンゲツツジを移植して景観の回復を図った。

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

① エビネランは、宇津峰山の1,500株の他に、実験圃場に1,000株の苗が育っていることから、4年以内に10,000本の群生地復活の見通しがついた。
② ヤマユリは、この形質を持つものだけを選別して防護柵の中に移植した。また防護柵は、周辺の景観を害さないように改善しながら移植エリアの拡大を図ってきた。
③ レンゲツツジは、6月に150本の枝の挿し木を行った。8月には50%の枝に発芽が見られた。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

この活動は、地域の活性化に貢献する高校生として新聞やテレビ等でも紹介された。またこの3月には、活動の成果を20項の冊誌にまとめて関係機関、行政区240世帯に配布した。その結果、住民は、地元の素晴らしさを再認識し、地域の団結と活性化に繋げようとする気運が高まってきた。

【今後の課題、これからやってみたいことなど】

①ヤマユリの変異株(カサブランカに似た花)は、切り花として利用し、球根はアグリビジネス科の「力農カフェ」で食材として利用する。
② レンゲツツジの苗木は、挿し木の研究(発根剤、植物活性剤、発根ホルモン等の使用)を行い安定して生産ができるようにする。

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