学校名:甲賀市立甲南第三小学校
活動タイトル
環境といのちを大切にする鳥の学校
対象生物:
鳥類
【活動開始年】
1971年
【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】
全校 43名
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【活動内容】
5月の愛鳥週間に集いを開き、学級の鳥と学級目標を紹介する。春と冬に野外観察会を行い、学校周辺の田んぼや池を回り、草花・昆虫・鳥などを観察。その後、観察してわかったことや気づいたことなどを全校で、学年ごとに発信しあう。愛鳥委員会では、お昼の放送で鳥クイズを出したり、鳥の紹介をしたりする。愛鳥活動のまとめとして、1年間の愛鳥活動についての感想を全校児童がまとめた『カワセミ文集』を作成。1年間の学習の成果物として、5年生が『宮の鳥ガイドマップ』、6年生が『宮の歴史ガイドマップ』を作成し、地域に配布。
【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】
愛鳥活動を子どもの生活の中に取り入れていることで、自然を大切に慈しむ心が育っている。また、小規模校だからこそできる異学年交流を多く取り入れて活動したり、それぞれの活動を全校で共有したりすることで、下学年を思いやる心や、高学年への憧れの念を抱くことができている。
今後、自分たちが活動を積み重ねてきたことを、地域や外部に広く発信することにも力を入れることで、自主性や表現力、ICTの有効活用など、これからの時代をたくましく生き抜く子どもたちにとって、必要な基礎的な力を身につけられるのではないか、期待できることは多いと感じている。
【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】
・子どもたちの思いを大切にしながら、子どもたちの手でやり遂げられるように心がけた。
・発表の場面では、学んだことを自分たちのものにし、自信をもって原稿を見ずに話すこと。
・相手を意識したわかりやすい内容や方法をとること。
【今後の課題、これからやってみたいことなど】
自分たちが活動を積み重ねてきたことを、地域や外部に広く発信すること。ICTの環境が整えば、愛鳥モデル指定校や本校と同じような小規模校と、オンライン授業などで交流を図り、さらなる活動内容の充実や広がりにつなげたい。長年にわたり、伝統的に引き継がれている愛鳥活動が、自主性や表現力、ICTの有効活用など、これからの時代をたくましく生き抜く子どもたちにとって、必要な力を身につけられる有効な場となることを期待している。