学校名:東海大学付属諏訪高等学校

活動タイトル
国蝶オオムラサキの生態解明と飼育システムの構築

​対象生物:
オオムラサキ

【活動開始年】

2016年

【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】

科学部
高校1 年~3 年生、27 人
(3)活動の分かる写真IMG_0449.JPG

【活動内容】

準絶滅危惧種である国蝶オオムラサキの生態解明と飼育システム構築を目的に、地域の方々と保護活動に取り組んで6 年目になる。エノキの雑木林は人間の経済活動の発展とともに失われ、オオムラサキは年に16.1%という勢いで激減している。里地や里山は生物多様性のゆりかごとも呼ばれるが、オオムラサキを通じて生態系保全の大切さを後世に伝えることが、少子高齢化の中の私たちの責任であると考え、積極的に啓発活動を行っている。

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

・生徒達が生物多様性や里山・里地・生態系保全に興味を持ち、自分たちのような若い世代が地域の中心となって活動しなければ貴重な生態系を守ることはできないと主体的に行動するようになった。
・現在は、幼虫の定住率や越冬幼虫の生存率、羽化の時期と羽化に要する期間、幼虫の越冬場所など、6 年間の観察や研究データをまとめている。今後は科学研究発表会等で全国に発信していきたい。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

・標本やパネルを自作したり、実際に幼虫やエノキを展示して、地元のイベント等で発活動報告を行うことで、地域に対する啓発活動体制を、行政や市民団体と連携して構築している。
・地域の方々と協働し幅広く積極的な啓発活動に取り組んでいる。コロナ禍で様々なイベントが中止になる中、動画配信やパネル展示、チラシ配布など、新しい啓発活動の在り方について模索している。
・オオムラサキの研究が「生物の科学 遺伝」2021 年9 月号高校生物ワクワク宣言!に掲載された。
・オオムラサキの保護活動について「2021 年度 公益財団法人武田科学振興財団 高等学校理科教育振興助成」の採択を頂いた。

【今後の課題、これからやってみたいことなど】

・茅野市内にある7 施設合同の「オオムラサキサミット」の実現
・効率の良いエノキワタ虫とアリ駆除方法確立による、オオムラサキ飼育システムの構築
・羽化や産卵のタイミグ、吐糸行動や歩行メカニズムの解明など、科学的な研究の発展

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