学校名:大阪府立岸和田高等学校

活動タイトル
密猟・違法飼養からメジロを守るために

​対象生物:
メジロ

【活動開始年】

2016年

【活動に関わっている学年および生徒の数(年間)】

生物部 6人
(3)活動の分かる写真IMG_0449.JPG

【活動内容】

亜種メジロを密猟や違法飼養から守るために、体長や翼の長さを計測することで偽装対象となっている亜種ヒメメジロと区別する従来の方法に代わって、地鳴きを声紋分析することで亜種を判別する新たな方法の開発を目的に研究している。

【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

日本のメジロの基種である亜種メジロは、鳴き出しの音程が高く、狭い範囲の周波数で鳴いている。それに対して台湾の亜種ヒメメジロは鳴き出しの音程が亜種メジロと比べ低く、広い周波数で鳴いている。このことにより輸入証明書をつけて偽装され違法飼育されている亜種メジロを、亜種ヒメメジロと鳴き声で簡単に判別でき、違法飼育を摘発することが容易になることが期待できる。また声紋と亜種の関係性を見つけることにより、現地での独特の生態を考察することができると考えられる。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

現在、図鑑において雌雄の判別に触れているものはありません。雄と雌の地鳴きは耳で聞いても違いが分かります。図鑑の内容が書き換えられる可能性がある発見であること。
メジロの研究をしている学校は他にいないので、新しい発見が常にあること。
従来の方法では体長の計測やDNAを採取する際にメジロに負担がかかったが、地鳴きによって判別できるようになればメジロの負担も減らせること。

【今後の課題、これからやってみたいことなど】

この研究により日本産のメジロと外国産のメジロを区別できるようになったが、違法取引の最中に調べることは難しいと考えられるため、どこでその審査を行うかが課題である。『メジロのオスとメスの声紋の違いについて』 メスとオスで2種類の地鳴きがあることに気づいた。一つは高い声から低い声に緩やかに音程(周波数)を下げる地鳴き、もう一つは非常に短い時間の間に音程を一気に下げ、その後同じ音程を維持して鳴く地鳴きだ。さらにデータを集め、これからさらに検証を進めていきたい。
『亜種判定を確実にするために』 同じ録音機材で日本国内の各亜種や台湾、中国などで沢山の音声データを集めることが不可欠なため、姉妹校である台湾の生物部や研究者などと協力して共同研究をしたいと考えている。

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