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【活動内容】
2021年に世界自然遺産に登録された、鹿児島県の奄美大島にある県立大島高等学校では、周囲が山に囲われており、多くの鳥類が本校の窓に衝突しています(2023年度:21個体,2024年度:36個体)。その中には、リュウキュウアカショウビンやリュウキュウサンコウチョウなど、貴重な鳥たちも衝突しており、本校の生物部では、少しでも鳥たちの衝突を減らし、命を救いたいという思いから、バードストライク(鳥の衝突被害)を減らすための活動を始めました。
昨年度は、バードストライクに効果があるとされる猛禽類(ワシやタカなど )の形のシールを学校の窓に貼付しての検証、今年度はドット型(丸型)のシールを窓に貼付して、衝突数の変化や、どの形のシールがバードストライクに効果があるのか、という内容について検証しています。
REPORT
【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】
今年度は企業とタイアップをして、海外からバードストライク防止の効果が高いとされるドット型のシールを購入していただき、窓に貼付して検証を行っています(写真はシールの貼付の様子)。効果が確認できれば、公共施設や一般家庭などを対象にシールの販売を行って、島内全体でバードストライクを防止し、貴重な奄美大島の生態系を守っていきたいと考えています。
【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】
窓に衝突して死亡した鳥たちを用いて、剥製を作成しています。これまでにリュウキュウアカショウビンやズアカアオバトの剥製を作成しました。剥製は、校内の文化祭や地区の総合文化祭などで展示を行い、バードストライクが頻発している現状や、剥製にした鳥類の特徴を多くの方々に知ってもらう活動も行っています。
本校での取り組みが、世界遺産の島、奄美大島の生態系保全に少しでも貢献できれば幸いです。
【学校ホームページ】
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