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 野鳥質問箱
ここではよく寄せられる野鳥の質問についてお答えいたします。
 鳥の用語に関してはこちら

ヒナを拾った場合の質問や、ケガをした鳥の救護については、それぞれのページをご覧下さい。
 ヒナを拾わないで! 
 ケガをした鳥を見つけたら


日本には何種類の鳥がいるの?
日本では、これまで542種が記録されています(※)。全世界の鳥類、約9,000種のおよそ6%になります。新しい種類が確認されるごとに増えていくので、これからも増えていく可能性があります。

※日本産鳥類目録より

一番数の多い鳥はなんですか?
鳥は草や森にかくれたり、空を飛んで移動するため、世界中の個体すべてを数えることは不可能といえます。そのためどの鳥が一番多いのかは正確にはわかりません。
大きな群れが見られるものとしては、秋〜冬のスズメ、ムクドリ、アトリ、カモ類、カモメ類、渡りの時期のヒヨドリ、シギ・チドリ類、アジサシ類などがあります。

鳥は何年くらい生きるの?
小鳥では5〜10年、大きな鳥ではそれ以上生きるものがいるようです。
野鳥は人間のようにいつ生まれて、いつ死んだか正確にわからないため、何年生きていたかを調べるのはとてもむずかしいことです。野鳥の寿命を調べるには、足輪をつけるなどし、個体を識別することで調べることができます。でも、せっかく足環をつけても再びその鳥が見つからなければ、何年生きていたのか知ることができません。また、生まれた幼鳥のうち、多くは1年以内にほかの動物に食べられたり、病気で死んでしまいます。これらを考えると、小鳥の平均寿命は1年ほど、ということになってしまいます。

自然での鳥の長生きの例は次のとおりです。( )は平均寿命。
スズメ 5〜10年(1.3年)
ツバメ 3〜16年(1.1年)
シジュウカラ 7〜10年(1.7年)
マガモ 11〜20年(1.6年)
※鳥類生態学・黒田長久より

野鳥をつかまえてもいいの?
日本にすむ野鳥は、鳥獣保護法(※)という法律により、原則としてつかまえることは禁止されています。
スズメやカラスも野鳥ですので、つかまえてはいけません。

野鳥をつかまえてよいのは次の場合です。
(1)狩猟(狩猟免許・狩猟者登録が必要です。狩猟期間・狩猟鳥に限ります)
(2)学術研究
(3)有害鳥獣駆除

(2)、(3)は環境大臣または都道府県知事の許可が必要です。

※鳥獣保護法:「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」

野鳥は飼ってもいいの?
日本にすむ野鳥を飼うことは、法律で禁止されています。身近にたくさんいるからといっても、スズメやカラスも飼うことはできません。
ケガをした鳥を見つけ、野外にもどせるまで一時世話をする時にも、都道府県の鳥獣保護担当へかならず連絡をしてください。

ワシとタカはどうちがうの?
タカは高く飛ぶことから、ワシは飛びながら輪を描くことから、そう呼ばれるようになったようですが、一般的には、大きなものをワシ、小さなものをタカと呼んでいるようです。また、大きさ以外に、オオタカやクマタカのように翼などに鷹斑(横縞) が入っているものをタカと呼んだりします。しかし、クマタカのようにタカとつくけど大きなものや、カンムリワシのように翼に鷹斑があるのにワシもいます。結局、ワシとタカに明確な定義はないといっていいかもしれません。

ツバメはどこからくるの?
ツバメは春、繁殖のために日本に戻ってくる夏鳥です。秋になると、越冬のために南方へ渡っていきます。 野鳥に足環をつけ、どこで生活しているのかを調べる標識調査によって日本で足輪をつけたツバメがフィリピン、マレーシア、インドネシアなど東南アジアの国々で見つかり、これらの国からやってくることがわかりました。これから観察記録が増えると、あなたの町のツバメがどこの国の何という町から来ているのかわかるかもしれません。

どうしてカラスは多いの?
質問の対象となっているのはハシブトガラスだと思います。どうしてハシブトガラス(以下カラスと略します)は多いのでしょうか? 都市部にはカラスを襲う天敵がいないこと、巣を作る場所が多いこと、などさまざまな原因が考えられます。 また、私たちが出す生ゴミが、カラスを増やす原因のひとつと考えられています。 私たちが、食べ残したり、賞味期限が切れたなどの理由で、毎日たくさんの生ゴミを出しています。肉やハムなどは、カラスにとって「高カロリー栄養食」です。カラスは、どこかへエサを探しにでかけなくても、毎日ゴミステーションをまわることで、高カロリーの栄養食を手に入れることができます。生ゴミは、繁殖期にヒナに与えるエサにもなります。また、ほかの小鳥の卵やヒナもカラスにとってはエサで、自分のヒナにあたえて育てます。こうしてほかの小鳥は減り、カラスは増えていると考えられます。

足環をつけた鳥を見つけました。
野外で観察していると、足環や小さな旗のようなものをつけた鳥をみかけることがあります。これらは、研究機関や保護団体が研究・調査のために取りつけたものです。標識を見つけた鳥の情報を集めることで、渡りのルート、年齢、死んだ原因などを知ることができます。鳥の生活を知るための大変貴重な資料となるので、もし標識をつけた鳥を見つけたら、下記の機関に連絡をしてください。
また、野鳥の調査研究の他に、飼い鳥の識別を示すための足環もあります。伝書バトについては、伝書鳩協会またはハトレース協会にお問い合せ下さい。

野鳥に足環が付いているのを目撃、保護、死体回収をしたときは
  山階鳥類研究所 標識研究室まで
金属足環以外の標識調査-カラーマーキング調査については
  山階鳥類研究所 標識研究室まで
  日本鳥類標識協会まで
フラッグの付いたシギ・チドリ類については
  山階鳥類研究所 標識研究室まで
カラーリングのついたサギについては
  山階鳥類研究所 標識研究室まで
カラーリングのついたカワウについては
  カワウ標識調査グループまで
首環または足環を付けたガンについては
  ガンを保護する会まで
足環の付いた伝書バトについては
  足環の記号がNIPPONまたはNPNで始まっていたら、日本伝書鳩協会まで
  足環の記号がJPNで始まっていたら、日本鳩レース協会まで



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