春、どこからともなく

「チィーチィー」「ツピツピツピ」「プチペチピチ」と、かわいらしい鳴き声が聞こえてきます。

「声の主はだれだろう?」

不思議に思ったら、さっそくバードウォッチングにでかけましょう!

 バードウォッチングの服装は?
 バードウォッチングに持っていくもの
 双眼鏡と望遠鏡
 鳥をさがすポイント
 鳥の見分け方
 フィールドノートをつけよう!



(1)鳥は音にびん感です。大きな声でさわいだり、大きな音をたてないようにしましょう。

(2)むやみに草花をちぎったりしないでください。また、かっこいい虫がいても、つかまえて家に持って帰るのはやめましょう。

(3)双眼鏡や望遠鏡で人の家をのぞいてはいけません! ことわりなく他人の庭や畑などに入るのもやめましょう。

(4)持ってきた弁当のクズや飲み物の缶、ペットボトルなどはきちんと持って帰りましょう。フィールドにゴミは残さない!がルールです。


▲トップ ▲ページトップへ



バードウォッチングの服装は?
バードウォッチングにでかけるのに決まった服そうはありませんが、ハデな色のものやガサガサ音がするようなものはさけましょう。また、野外に出かけるときは、虫さされやケガを防ぐため、長そで長ズボンを着るようにしましょう。

季節によって着るものは変わりますが、春夏秋冬、いつの季節でも上着(セーターやウインドブレーカーなど)を1枚持っていくと、急に天気が変わった時などの温度調節に役立ちます。

日差しや寒さから頭を守る「ぼうし」も忘れないようにしましょう。クツは歩きやすいしっかりしたものをえらびましょう。夏でもサンダルはさけましょう。水辺では長グツ、雪のある場所ならスノーシューズなどが便利ですね。

かゆくて観察できないよ〜
 ...なんてことがないように
 

 
▲トップ ▲ページトップへ


 
バードウォッチングに持っていくもの
近所を短い時間散策するだけなら双眼鏡ひとつで十分ですが、1日がかりのバードウォッチングや泊まりがけの観察旅行となると、それなりにしっかりとした準備が必要です。

まず、大切なのは雨具です。折りたたみの傘レインウェアを忘れずに持ちましょう。できれば両手のあくレインウェアがよいでしょう。また、レインウェアは、夏の山などでも朝夕の冷え込む時に役立ちます。水分を補給するために水筒も必需品です。とくに暑い夏は、忘れずに!保温のできるポットがあれば寒い冬には便利です。

図鑑ノートは、コンパクトで持ち運びやすいものを選びましょう。図鑑は鳥以外に花や昆虫なども持っていくと楽しみが広がります。筆記用具はボールペンや万年筆は水にぬれたり、寒い場所では書けなくなることがあるので、鉛筆やシャープペンなど数本用意しておくとよいでしょう。 その他あれば便利なものは、消毒薬やバンソウコウ・虫除け・日焼け止めなどの薬類タオルティッシュなど。
山に行く時は、地図コンパスも持ちましょう。万一のとき、非常食としてチョコなどの菓子類があれば安心です。それからゴミを持ち帰るためのゴミ袋も忘れずに!

最後にこれらすべてを入れるバッグは、日帰りのバードウォッチングなら容量が20L前後のザックが便利です。長期の旅行の時はさらに大きなバックが必要になります。双眼鏡が使えるように両手のあくもの、ザックがよいでしょう。

 
▲トップ ▲ページトップへ



双眼鏡
双眼鏡がなくても野鳥は見られますが,双眼鏡や望遠鏡があると鳥の美しい姿やしぐさが鮮明に見え,より楽しむことができます。

双眼鏡には,中のプリズムの構造によってポロプリズム型ダハプリズム型があります。構造上,ポロプリズム型は明るい画像が得やすく,ダハプリズム型は小型化できるなどの長所があります。また,対物レンズの口径が大きいものほど光を多く取り込むので,視界が明るく見えます。
バードウォッチングでよく使うのは,7〜12倍の双眼鏡です。10倍以上のものは,手ブレがおきやすく,視野もせまくなるので野鳥を双眼鏡に入れるのが難しくなります。

双眼鏡は長時間首にかけて持ち歩くので,重さも選ぶときのポイントです。できればカタログだけで選ばず,店頭で実際に持ったりのぞいたりして自分にあったものを選ぶことをおすすめします。


望遠鏡(フィールドスコープ)
望遠鏡は,干潟や湖,湿原などで遠くにいるものを見るのに適しています。倍率は20〜25倍が標準ですが、40倍や60倍にレンズを交換できるものが便利です(25〜40倍などのズームレンズもあります)。直視型傾斜型の2タイプがあります。鳥を入れるのは直視型の方が簡単ですが、座って観察したり,小さなお子さんといっしょの場合は,角度が変えられる傾斜型が便利です。

フィールドスコープで見るためには三脚が必要です。コンパクトカメラ用の超小型三脚だと,スコープの重さにたえきれなかったり,風で倒れてしまうことがあります。やや重くなりますが,しっかりとしたものを選びましょう。

望遠鏡にアタッチメントをつければ,デジタルカメラで簡単に写真を撮ることもできます。


▲トップ ▲ページトップへ

 

鳥のいる場所
野外ではどんなところを探せば鳥が見つかるでしょうか?こちらが見つけるまで大きな声で鳴いてくれればいいのですが、いつも鳴いているとは限りません。鳥が美しい声でさえずるのは、ふつう春から夏にかけてです。さえずりには、なわばり宣言や繁殖相手をさがすという意味があります。 ここでは春夏の観察ポイントを中心に紹介します。
市街地の公園
(1)町と公園のさかいにある木々には、ヒヨドリやカラスのなかまがいるでしょう。
(2)空をよく見ると、ツバメが飛び回っているかもしれません。
(3)林の下草や芝にはキジバトやムクドリがエサをとっているでしょう。
(4)広葉樹の枝先には、シジュウカラやメジロ、幹にはコゲラがいるかもしれません。
(5)水辺には多くの野鳥が集まります。噴水のよこの岩や池をかこむ石の上にはセキレイの仲間がいるでしょう。
(6)公園中央部のちょっと草が茂っている部分には、スズメやカラ類などがかくれているかもしれません。

町中の河川
護岸工事で土手をかためられていない、あまり広くない河川。
(1)水の中にはカルガモ、水際ではサギ類やセキレイ類、イソシギ、コチドリなどを見ることができます。
(2)ひょっとすると橋の下にイワツバメの巣があるかもしれません。
(3)川ぞいにある電線や家のアンテナには、ツバメやヒヨドリ、スズメやキジバトなど多くの鳥がとまっているでしょう。

郊外の田んぼ・谷津田
(1)木のてっぺんでは、ホオジロやカワラヒワなどの小鳥がにぎやかにさえずっているでしょう。
(2)森の中では、枝先でカラ類やエナガが、幹ではキツツキの仲間がエサをとっています。夜、広葉樹の森では,アオバズクの声が聞こえるかもしれません。
(3)林の下には,キジの仲間がかくれているかもしれません。
(4)田んぼの中では、サギ類やバンがエサをとっているでしょう。また、休耕田の草原ではオオヨシキリやセッカのさえずりが聞こえます。
(5)水田の上空には、ヒバリが早口でさえずっているかもしれません。昆虫やカエル、トカゲ、小鳥などをねらってタカの仲間(サシバやオオタカなど)が飛んでいることもあります。


▲トップ ▲ページトップへ

 

鳥の色や模様がわからなくても,大きさや動作などであるていど種類を見分けることができます。
大きさ
はじめて見る鳥、大きさはどれくらい?…と言われてもすぐに「何センチ!」なんてわかりません。こういう時は、ハシブトガラス・キジバト・ムクドリ・スズメなど、よく見かける身近な鳥とくらべるのが便利です。このように大きさの基準となる鳥を『ものさし鳥』と呼んでいます。

遠くにいるか近くにいるか、飛んでいるか、木や岩があるなど周りの様子、天気などで大きさはずいぶんちがって見えます。ふだんからこれらの鳥をよく観察して、大きさをよく覚えておくといいでしょう。
飛び方
飛び方も鳥によってちがいがあります。まっすぐに飛んだり、波形に飛ぶ、風や空気の流れを利用して、はばたかずに飛ぶ(ソアリング)、数回はばたいた後、流れるように飛ぶ(グライディング)などの特ちょうがあります。

また、長い首をのばしていたり、ちぢめていたり、飛ぶときの姿せいにも特ちょうがあります。



とまり方・歩き方
とまっている姿せいやとまっているときの動作にも鳥を見分けるヒントがあります。

とまり方
枝に対して体を立てるようにとまる、横に(水平に)とまる、木の幹に垂直にとまる、幹に逆さまにとまるなど特ちょうがあります。

動作
とまっている鳥をよく観察してみると、体の一部を動かしているものがいます。尾羽をグルグルまわしたり、たてにピョコピョコとふったり、頭をヒョコ,ヒョコとまるでしゃっくりのように上下させたりしています。

エサの捕り方
木の枝からパッと飛んで昆虫をつかまえ、すぐにもとの枝にもどってきたり、木の実を両足でおさえてくちばしで割っていたり、空中でホバリングして水の中に飛び込んで魚をとったりするなどの特ちょうがあります。

歩き方
両足をそろえてピョンピョンはねる(ホッピング)、地面をトコトコと人のように歩く(ウォーキング)、その両方をおこなう、などあります。

このほか,季節や環境によって,見られる鳥はしぼられます。バードウォッチングに行く前に,事前にどんなトリがいそうか,予想しておくのもいいですね。


▲トップ ▲ページトップへ



フィールドノーをつけよう!
野鳥を観察したらフィールドノートをつけましょう。観察した年月日、時間、場所、天気など基本データに加え、観察した鳥、羽数、見つけた場所(環境)などを書きこみます。
鳥の名まえがわからない時は、どれくらいの大きさで、どんな色で、どんな鳴き方をしていたか、などをこまかく書きこみます。簡単なイラストを描いておくのもよいでしょう。こうしておけば、家に帰ったあと図鑑を見てよく調べることが出来ます。
鳥以外の見つけた草花や虫、野外で感じたこと、俳句なども書きこめば、自分だけの『スペシャルノート』のできあがりです!


▲トップ ▲ページトップへ