近年ではクリーンエネルギーの象徴として風力発電に注目が集まっています。しかし、国土の狭い日本では、大型の風力発電を建設できる場所は限られています。さらには、建設場所は風力発電に必要な安定した風が発生する場所、又は通る場所でなくてはなりません。これらの条件を満たす国内の建設適地は、風を利用して飛翔する猛禽類やカモメ類の生息空間であったり、鳥たちの渡りのルートとして利用されている場合が多く、必然的に風車に衝突する事故(バードストライク)の危険性が常につきまとっています。
そのため、風力発電施設が各地で建設されていくにつれて、風車によるバードストライクが各地で報告され始めています。しかし、被害にあった鳥が必ずしも風車の下に落ちて残っているわけではなく、実際は遠くにはじき飛ばされたり、下に落ちてもほ乳類やカラスなどに運ばれたりして、その多くが人の目についていない可能性があるのです。そのため、被害の実態は未だ把握されていない状況です。また、バードストライクの要因も様々で、解決策についてもまとまっていません。
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