常陸宮殿下お言葉
全国から野鳥を愛する多くの皆さんとともに、広大で豊かな自然環境に恵まれた北海道釧路市において、第63回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」を開催できることを心から嬉しく思います。
北海道東部の釧路地方は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地の保全を目的とするラムサール条約の登録湿地をはじめ、貴重な湿原が点在する水に恵まれた緑の大地であります。
とりわけ、日本で最大の規模を有する釧路湿原を始めとする湿原とその周辺地域は、タンチョウやシマフクロウなどの絶滅のおそれのある鳥類にとって、唯一残された楽園であるばかりではなく、多種多様な北の生き物にとってもかけがえのない場所であります。
このような豊かな自然環境が損なわれることなく、未来を担う若い世代に引き継がれることを切に希望します。
本日、表彰を受けられる方々を始め、多くの人々の永年に及ぶ活動と努力により、野生生物保護の成果が積み重ねられ、「人と自然の共生」の理念が着実に実現に向かって進みつつあることを大変喜ばしく思います。
最後に、本日、この式典に参加された皆さんがそれぞれの地域において、さまざまな野鳥が棲める豊かな環境を末永く守っていくため、一層努力されることを願ってやみません。
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