
中国に生息するトキを保護するため、次の支援活動を行っています。
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1.中国トキ保護支援基金
1995年に「中国トキ保護支援基金」を創設し、みなさまからのご支援をお願いしています。寄付金は、「野生トキの調査・研究のための機材の購入」「人工飼育施設の維持・拡充」「飼育機器(ふ卵器、育雛器、監視カメラ、レントゲンなど)の購入」「エサのドジョウの購入」「繁殖地、エサ場など生息環境の改善」などに使われます。
前回の観察団で、「中国トキ保護支援基金」の贈呈式を行い、陝西省洋県のトキ保護観察所に対しオートバイ6台、GPS4台を贈りました。また、同基金より、周至県の珍奇野生動物救護飼養センターに対し、トキのカラーリング300個を贈呈しました。今回贈呈しました総額は977,194円になります。ご支援をいただきましたみなさまにお礼申し上げます。

◇寄付金の送り方
銀行振込・郵便振替・現金書留のいずれかでお送りください。 郵便振替、現金書留では「トキ保護支援基金」とお書きください。 銀行振込の場合はあらかじめご連絡ください。
◇送金先一覧
銀行振込:三菱東京UFJ銀行 渋谷中央支店
普通預金 0113708
郵便振替:口座:00150-9-19214
現金書留:連盟事務局まで
加入者名はいずれも財団法人 日本鳥類保護連盟です。
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2.中国トキ保護観察団
毎年繁殖期後に「中国トキ保護観察団」を実施しています。この観察団は、陝西省野生動物保護協会の特別な協力のもと、野生のトキのねぐらや採餌場での観察、保護・救護施設を訪問し人工飼育されているトキの観察などを行います。
また、史跡や博物館の見学など内容も盛りだくさん。どなたでもご参加いただけます!
群れで飛翔するトキ
兵馬俑坑など見学
中国トキ保護観察団2008
詳しくはこちらをご覧ください。
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トキってどんな鳥?
和名:トキ(朱鷺,鴇)
学名:Nipponia nippon
英名:Japanese Crested Ibis
全長:約75cm
翼を広げた大きさ:約140cm
保護指定:特別天然記念物(1952)、国際保護鳥(1960)、環境省レッドリストEW(野生絶滅)、種の保存法に基づく「国内希少野生動植物種」(1992)、ワシントン条約・附属書Iに掲載
姿:全体が淡い桃紅色(朱鷺色)で後頭部に房状の冠羽がある。顔は皮膚が露出していて赤い。湾曲したくちばしは黒っぽく、先端は赤色。繁殖期には頭,背,翼が灰黒色になる。
生活:山間の水田、小川、溜め池などで見られていた。泥や水の中にくちばしを差し込み小動物を食べるが、草地や田畑でわらたばなどをひっくり返して昆虫類を食べることもある。大木の樹上に枝を組んで営巣する。ねぐらも樹上。繁殖期以外は群をつくっていることが多い。
かつては日本のほか、ロシア・ウスリー地方、中国・朝鮮半島などユーラシア大陸東部にも分布していました。日本では、明治以降狩猟により個体数が激減し、戦後は生息地の開発や農薬によるエサである小動物の減少などによってさらに減っていきました。
1952年、特別天然記念物に指定されましたが個体数の減少は止まらず、1970年には能登地方に残っていた1羽が捕獲され本州では姿を消しました。その後、1981年に佐渡に残っていた5羽が捕獲され人工繁殖が試みられましたが、個体数の増加はなりませんでした。
現在、佐渡トキ保護センターに91羽が飼育されています。また、鳥インフルエンザなど感染病への対策として、多摩動物園に4羽(2ペア)が飼育されています(非公開)。環境省は、2015年までに佐渡で60羽を野生に定着させることを目指し、今年の秋に10羽前後を放鳥する予定。
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中国の保護活動
中国では1981年に7羽が再発見されてから、営巣地の監視・保護、エサ場の確保、人工飼育での繁殖など研究・増殖に取り組んでいます。野生の個体は、陝西省(せんせいしょう)南部の洋県(ようけん)とその周辺に約400羽が生息しています。また、陝西トキ救護飼養センター(洋県)、陝西省珍稀野生動物救護飼養研究センター(周至)、北京動物園(北京)などで約500羽が人工飼育され、野生と飼育のトキをあわせて約900羽になりました(2008年2月)
野生のトキは繁殖期と7月〜10月にかけては活動範囲が広いため、その活動範囲内の道路や集落に看板を立てトキが保護鳥であることをアピールしたり、陜西省の愛鳥週間(4月11〜17日)にパンフレットやビデオを使って小学生向けのキャンペーンを行うなど、国民に普及啓発活動を行っています。
問題となっていること
1.エサ場の不足
トキの生息に必要な水田が減り、さらに冬には水田を麦畑にしてしまうためエサ場が不足する。また、エサを購入するための資金の負担が増加している。
2.生息環境保護のための規制
繁殖期から10月にかけてトキの活動範囲は、漢中地区の3,000平方キロメートルの広範囲にわたるので、生息環境保護のための規制をこの地域全体に適用するのが難しい。
3.水質の悪化
農薬による水質の悪化でトキの活動範囲内の水生生物が減り続けている。


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