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特定外来生物等の選定に係る日本鳥類保護連盟の意見
2月3日より環境省・農林水産省にて募集していました「特定外来生物等の選定に係る
意見の募集」について,当連盟では下記の通り意見を提出いたしました。
 関連:外来生物法(環境省)


1 意見の対象となる種
ソウシチョウ、ガビチョウ、カオグロガビチョウ、カオジロガビチョウ

2 意見の概要
基本的に指定に賛成。但し、ソウシチョウ、ガビチョウには異論はありませんが、
他の2種を指定をするのであれば、むしろ、インドクジャク、ワカケホンセイインコ、
ハッカチョウを含めるべきと思います。

3 意見および理由
◇カオグロガビチョウは、1980年代は各地で観察されていたが、近年は分布域が
 縮小、余り見られなくなった。
 参考文献:日本野鳥の会神奈川支部,2002.20世紀神奈川の鳥
 参考URL:「浅川流域におけるガビチョウの侵入経過」
      http://kawasemi.k-server.org/research/gabi/gabi.html

◇カオジロガビチョウは、群馬県の一部のみで確認され、分布が限られている。
 参考文献:日本鳥学会2001年講演要旨,群馬県におけるカオジロガビチョウの生息状況
      日本鳥類保護連盟,2004.私たちの自然6月号
 参考URL:「自然科学のとびら 私たち、中国から来ましたー森林性移入鳥類の現状」
       http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/9-2/kawakami.html

◇インドクジャクについては、細かく審議された経緯があるが、現在、環境省・
 沖縄県・沖縄県立博物館・琉球大学が八重山諸島におけるインドクジャクが生態
 系に与える影響調査が進められている。日本全体から見れば限られた範囲である
 が、八重山諸島は日本有数の希少動物の生息地であり、その影響は甚大なものが
 あると予測できる。調査の結果を待ち、是非指定をしていただきたい。

◇ワカケホンセイインコは、東京都を中心に増え続けている。森林性移入鳥類で
 はないため、自然生態系への影響は少ないと思われがちだが、都市の生態系への
 影響は大きいと思われる。樹木への影響(花や実を大量に食し、幹に穴をあけ
 る。)、ムクドリやシジュウカラなどの繁殖環境の競合する在来種への影響が当
 然予測できる。
 参考文献:日本鳥類保護連盟,2003.新宿御苑鳥類調査業務報告書
 参考URL:「侵略とかく乱の果てに 神奈川の移入生物 放たれたペットたち」
      http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/alien/31.html

◇ハッカチョウについても、東京都・神奈川県・兵庫県などで定着し、集団塒が
 形成されている。都市生態系への影響は大きいと思われ、特にムクドリなど近縁
 の在来種への影響が予測できる。
 参考文献:日本野鳥の会神奈川支部,1995.BINOS vol.2
      日本野鳥の会神奈川支部,2002.20世紀神奈川の鳥
      日本鳥類保護連盟,2004.私たちの自然6月号
 参考URL:「hakkatyou」
 http://homepage2.nifty.com/e-nat/hakka.html